フィリップ・トルシエ監督は、ベトナム代表のハイボールディフェンスに特に気を配っているようだ。フィリピン戦前のトレーニングセッションの貴重な映像がそれを物語っている。
練習開始から15分間、トルシエ監督は選手たちをゴール近くまで導き、指示を出しました。選手たちは黄色と赤の2つのグループに分かれ、ハイキックの守備を想定したデュエルを行いました。
ベトナム代表チームがフィリピン戦に向けて準備中。(出典:VFF)
こうしたプレーは、今夜(11月16日午後6時)のフィリピン戦におけるベトナムの守備のパフォーマンスの鍵となるかもしれない。
トルシエ監督率いるベトナム代表の親善試合を観戦すると、特にセットプレーにおいて、ベトナムチームの守備組織力の弱さが容易に見て取れる。ぎこちない場面が数多く見られる。
ベトナム代表はウズベキスタン戦と韓国戦で、いずれもコーナーキックから失点を喫した。中国戦では、ダン・ヴァン・ラム選手が相手のハイボール攻撃を2度もかわし、そのうち1度はオフサイドでゴールが認められなかった。
代表チームだけでなく、SEA Games 32に出場したU23ベトナムも同様の問題に直面しました。トルシエ監督率いる若いチームが準決勝でU23インドネシアのスローインへの対応に苦戦したのがその好例です。
トルシエ監督は、もちろんベトナム代表のこの問題点を認識している。ダン・ヴァン・ラムを擁するチームでは、ゴールキーパーがスペースをコントロールし、ゴール前に放り込まれたハイボールをカウンターで主導権を握る能力をある程度確信している。しかし、ポジションの選択、マークの組織、そして守備陣間の連携といった点が課題となっている。
ベトナムチームはセットプレーでハイボールに対する守備を練習している。(写真:VFF)
今夜のフィリピン戦では、ベトナムにとってハイボール対策がさらに重要になるだろう。フィリピンは常にシンプルで古典的なヨーロッパスタイルのプレースタイルを貫いてきた。ハイボールを多用し、衝突を繰り返す複雑な状況を作り出す。そこでフィリピン選手の体格と競技力は優位に立つ。
アズカルスの愛称を持つチームは、パク・ハンソ監督の黄金時代でさえ、ベトナム代表を幾度となく苦しめてきた。だからこそ、トルシエ監督は、特にセットプレーにおけるハイボールへの対策を練ることがより一層重要になる。重要なのは、クエ・ゴック・ハイとチームメイトたちが試合でどれだけうまく機能するかだ。
ハン・フォン
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