英国情報機関は、ロシアが今後数カ月以内に自爆無人機を独自に生産することを目指しているものの、依然としてイランからの供給に依存していると考えている。
「ロシアは、イランのシャヘドシリーズの設計をベースにした国産の自爆ドローン(UAV)を配備した可能性がほぼ確実だ。国産化によって、ロシアはより安定した自爆UAVの供給を確保できるだろう」と英国国防省は本日発表した情報報告書で述べた。
英国当局は、ロシアがイランから購入したオリジナルの自爆無人機システムの戦闘効果が不明確であり、ウクライナがそのほとんどを無力化したと考えている。これが、ロシアが自国の技術と部品を用いてこの無人機ラインを改良しようとする取り組みの原動力となっていると考えられている。
「ロシアは今後数ヶ月以内に自爆無人機の供給自給自足を目指す可能性が高い。しかし、この目標を達成するには、カスピ海経由でイランから輸入される部品や完成兵器の一部に依拠する必要があるだろう」と報告書は述べている。
ロシア国防省とイラン当局はこの情報についてコメントしていない。
ロシアの自爆無人機が2022年後半、ウクライナの首都キエフの標的に墜落する準備をしている。写真: AFP
自爆無人機は、敵陣地後方への空襲において一度だけ使用されるように設計されています。ミサイルを発射し、爆弾を投下し、空襲後に基地に帰還できる従来の大型無人機とは異なり、自爆無人機は一度だけ攻撃を行います。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今月初め、ロシアは2022年9月以降、イランから購入した約2,000機のシャヘド136/131自爆ドローンをウクライナ攻撃に使用したと述べた。ロシアは国産のゲラン2型を使用していると主張しているが、キエフと西側諸国は、モスクワは実際にはテヘランの無人機を使用しており、ゲラン2に似せるために塗装し直していると主張している。
テヘランは、戦争勃発前に一連のシャヘド航空機をモスクワに移送したと発表した。
ホワイトハウスのジョン・カービー報道官は6月、米国は、ロシアがシャヘド136/131シリーズを生産する工場を建設するために必要な物資をイランから受け取ったという情報を得ていると述べ、その施設は来年初めに稼働する可能性があると付け加えた。
しかし、英国に拠点を置く紛争兵器研究所(CAR)は先週、ロシアがシャヘッド型を模倣・改良し、独自のゲラン2型機の製造を開始したことを示す報告書を発表した。ゲラン2型機は3月から運用を開始したとみられ、ウクライナ国内の標的に対する数々の攻撃に投入されている。
ヴー・アン(ロイター通信によると)
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