ゼレンスキー大統領の訴えは、ロシアとウクライナの紛争がまもなく2周年を迎える中、またキエフが最近敗北し、同国東部の戦場にある主要都市アヴディーイウカから撤退したという状況の中で出された。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2024年2月17日にドイツのミュンヘンで開催されたミュンヘン安全保障会議で演説した。写真:AP
ウクライナは、米国の軍事支援が数ヶ月間遅延しているため、深刻な弾薬不足に直面している。ゼレンスキー大統領は、同盟国がウクライナに武器と防空システムをさらに送ることが最も重要なことだと述べた。「もしウクライナの砲兵の射程が20キロメートルで、ロシアの砲兵の射程が40キロメートルだとしたら、解決策はある」と大統領は述べた。
一部の欧州諸国の首脳はウクライナへの支援を約束した。デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、「この戦争の初めから、もっと多くの支援を提供すべきでした。ウクライナは武器を持たずに戦争に勝つことはできないからです。言葉だけでは不十分です」と述べた。
ドイツのロバート・ハーベック経済相は、欧州は2年前に防衛産業への投資を拡大すべきだったと述べた。ミュンヘン安全保障会議では、ウクライナに加え、ガザ紛争にも焦点が当てられた。
米国の支援の遅れは、ヨーロッパ、特にウクライナへの第2位の軍事支援国であるドイツにとって負担を増大させている。ドイツはこれまでにキエフに対し約280億ユーロ(302億ドル)の支援を実施、または約束していると述べている。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は土曜日、キエフに長距離タウルスミサイルを供給するかどうかについての質問を避けたが、他の欧州諸国に対し、ドイツのような軍事支援を強化するよう求めた。
ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相は、自国は国防費を増額する用意があると述べた。昨年、ノルウェーは初めて、2026年までに国防費を国内総生産(GDP)の少なくとも2%に増額するという目標を設定した。
欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は、ロシアが兵力と軍事装備の面で「ウクライナを上回っている」ため、ウクライナを欧州の防衛計画に組み込む必要があると述べた。
ブイ・フイ(AP通信、ロイター通信)
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