ウクライナ当局は、オデッサ県のドナウ川沿いの地域を狙った大規模空襲で、自国の防空軍がロシアの無人航空機17機を撃墜したと発表した。
「敵は再びオデッサ州南部で大規模な攻撃を開始した」とウクライナ軍南部司令部は9月4日に発表し、ロシアは攻撃にシャヘド136型に類似した無人機を使用したと付け加えた。
ウクライナ軍と当局は、同国の防空システムがロシアの無人機17機を撃墜したと主張した。しかし、一部の無人機は防空網を突破して標的に命中し、「複数の倉庫、生産工場、 農業機械・産業機械施設」に損害を与えた。
オデッサのオレ・キペル知事は、地元当局が今回の襲撃でルーマニアと国境を接するイズマイール地区の複数の住宅地区で被害が出たと記録したと述べた。
9月3日、オデッサの襲撃現場にいたウクライナの消防士たち。写真:ロイター
ウクライナは9月3日、ロシアがオデッサ州レニのドナウ川沿いの港湾都市に対し、自爆ドローン攻撃を行ったと非難した。ロシア国防省はその後、自軍がレニにあるウクライナ軍の燃料補給基地を無人機で攻撃し、破壊したと発表した。
この襲撃はロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領の会談を前に行われたもので、トルコは両大統領がロシアを説得して穀物取引を再開させ、黒海を横断する安全な航路を再建してくれることを期待している。
ロシアが黒海穀物イニシアチブからの撤退を発表した後、ウクライナはイズマイールを含むドナウ川の港湾を通じて穀物の約4分の1を輸出した。ウクライナ産穀物はその後、はしけ船でルーマニアのコンスタンツァ港に輸送され、そこから他の目的地へと輸送された。
ウクライナ海軍は、チェルノモルスク、オデッサ、ユージニーの各港を発着する船舶のために、黒海における安全な航路を運用している。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9月3日、4隻の貨物船がこの航路を無事通過したと発表した。
しかし、ウクライナは、回廊を通過する貨物船は依然として機雷の攻撃や着弾を受けるリスクに直面していると警告し、運航者がリスクを十分に理解し受け入れている船舶のみを支援すると発表した。
オデッサ州イズマイール港とレニ市の位置。グラフィック: RYV
タイン・ダン氏( AFP通信、タス通信による)
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