世界保健機関(WHO)は6月30日、コンゴ民主共和国(DRC)の保健制度が深刻なレベルにあると警告した。
コンゴにおける流行はますます複雑化している。(出典:ロイター) |
WHOの発表によれば、上記のアフリカ諸国の東部地域は暴力と治安の不安定化に直面しており、公衆衛生のプロセスに深刻な影響を及ぼしているという。
国連保健機関は声明の中で、コンゴ民主共和国の保健システムは、最近の自然災害を受けて再発生した黄熱病、コレラ、マラリアなどの病気の流行により、圧力を受けていると評価した。
WHOは、コンゴ民主共和国で740万人が医療支援を必要としていると述べています。「コンゴ民主共和国の医療システム全体が深刻なレベルに達している」とWHOの声明は述べています。
国連の報告書は今年初め、武装集団による民間人への攻撃と不安定な治安状況により、コンゴ民主共和国で100万人近くの人々が家を追われたと報告した。
12月以降、コンゴ民主共和国東部地域では、約2万5000件のコレラ症例と13万6000件以上の麻疹症例が報告されている。WHOは、同地域への保健支援には今年1億7400万ドルが必要だとしているが、これまでに集まった資金はわずか2300万ドルにとどまっている。
WHOによれば、同機関はコンゴ民主共和国の東部諸州で疾病監視・警報システムの構築プロセスを加速させている。
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