8月5日、南アジア諸国の政府首脳、シェイク・ハシナ氏が国外へ出国したとの情報が流れた後、数千人のバングラデシュ人抗議者が首都ダッカにあるバングラデシュ首相官邸を襲撃した。
バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は8月5日に辞任し国を離れた。 |
ロイター通信やAFP通信などの通信社は、国内で大規模な抗議活動が暴力に発展する中、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相が8月5日に辞任し国を離れたと関係者の話として伝えた。
同日午後、バングラデシュ陸軍参謀総長ワケル・ウズ・ザマン将軍は、ハシナ氏に関する上記の情報を確認した。同将軍は、軍は近日中に大統領と会談し、暫定政府の樹立について詳細を協議すると述べた。
ワケル・ウズ・ザマン氏は、抗議活動参加者に対し協力と暴力停止を呼びかけ、「危機が迫っている。私は野党指導者らと会談し、暫定政権の樹立を決定した。私は全責任を負い、国民の生命と財産を守ることを約束する。国民の要求は必ず満たされる」と述べた。
ワカー将軍は、危機の解決策は8月5日の夜に見つかるだろうと強調し、夜間外出禁止令を発令したり非常事態を宣言したりする必要はないと述べた。
ワケル氏は以前、8月3日の公式声明で、バングラデシュ軍は常に国民の側に立っていると断言していた。
ハシナ首相が辞任し国を離れたとのニュースが流れると、バングラデシュのチャンネル24は、抗議者の群衆が首都ダッカの首相官邸に押し寄せ、祝福のしぐさでテレビカメラに向かって手を振る映像を放送した。
バングラデシュのハシナ首相に近い情報筋はAFPに対し、ハシナ氏と妹はガナババン(首相官邸)を離れ、より安全な場所へ移動したと語った。ハシナ氏は辞任演説を録音したかったものの、「その機会がなかった」という。
ハシナ氏の行き先は依然として不明だが、地元筋によると、同氏を乗せた航空機はインドの首都デリー近郊のヒンドン空軍基地に着陸し、イギリスのロンドンへ向かう途中、給油を行ったという。インド当局はこの情報を確認していない。
地元メディアによると、ハシナ首相はバングラデシュ空軍のC-130機でインドに到着した。ある警察官は、ハシナ首相が首都デリーに着陸した場合に備えて、警察がインディラ・ガンディー国際空港の警備を強化したと述べた。
一方、バングラデシュのハズラット・シャージャラル国際空港は午後4時45分(現地時間)から閉鎖すると発表した。
インドでは、同国鉄道省の報道官が、南アジアに位置し人口10億人の同国は隣国バングラデシュの複雑な状況を受け、同国とのすべての鉄道サービスを停止したと述べた。
今年1月、76歳のハシナ氏は、与党のバングラデシュアワミ連盟(AL)が総選挙で圧勝したことを受け、4期連続5年間の任期でバングラデシュ首相の職に就いた。
バングラデシュでの抗議活動は7月に始まり、公務員の定員枠に反対する学生団体が主導した。その後、抗議活動は反政府運動へとエスカレートし、15年間の政権を握ったシェイク・ハシナ首相の辞任を求めている。
8月4日、バングラデシュ政府は、その日に暴力に発展し100人近くが死亡した抗議活動を受けて、午後6時から無期限の全国外出禁止令を宣言した。
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出典: https://baoquocte.vn/thu-tuong-bangladesh-tu-chuc-quan-doi-nam-quyen-thanh-lap-chinh-phu-lam-thoi-tung-tich-hien-tai-cua-nu-lanh-dao-281455.html
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