フランス当局者は匿名を条件に、この合意はロシアとの紛争におけるウクライナへの「長期的な支援」と「決意のメッセージ」の発信を目的としていると述べた。合意には、軍事・安全保障上のコミットメントに加え、財政・経済支援も含まれる。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)は、2023年5月14日、パリのエリゼ宮でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を出迎えた。写真:AP
同当局者は、この合意は昨年7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されたNATO首脳会議におけるG7グループの公約の一部でもあると述べた。
これを受けてG7は、苦境に立たされているウクライナ軍に対し、空軍力を含む武器・軍事装備の提供、そして軍事訓練の強化を発表した。ゼレンスキー大統領は、これらの保証が少なくともウクライナがNATOに加盟するまで継続されることを求めた。
ゼレンスキー氏の金曜日のフランス訪問は、ロシアが約2年前にウクライナで軍事作戦を開始して以来、2023年2月と5月に続き、ウクライナ大統領のパリ訪問としては3回目となる。
訪問中、マクロン氏とゼレンスキー氏は前線の状況やウクライナの軍事、経済、人道的ニーズについて話し合うほか、フランスが全面的に支持するウクライナの欧州連合加盟申請についても交渉する予定。
ウクライナ大統領府は、ゼレンスキー大統領が金曜日にドイツも訪問し、首都ベルリンでオーラフ・ショルツ首相と会談した後、パリに向かう予定だと発表した。
土曜日にはミュンヘン安全保障会議に出席し、その傍らでカマラ・ハリス米副大統領、チェコのペトル・パベル大統領、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相、オランダのマルク・ルッテ首相らと二国間会談を行う予定。
ゼレンスキー大統領の今回の外遊は、欧州連合(EU)27カ国首脳が今月初め、ウクライナの低迷する経済を支援するため500億ユーロ(540億ドル)を同国に提供する合意に署名したことを受けて行われた。
エマニュエル・マクロン大統領は今年初め、フランスがウクライナと最近合意したモデルに基づく二国間協定を交渉中であると述べていた。この協定は10年間有効で、次の会計年度に25億ポンド(32億ドル)のパッケージを提供するもので、紛争開始以来英国がウクライナに提供した最大の金額となる。
ゴック・アン(AP通信による)
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