日本の月面着陸機SLIMは活動を再開し、1月28日に近くの岩石の写真を撮影した。
SLIM宇宙船が再始動後に撮影した写真。写真提供: JAXA
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、1月20日の月面着陸後、太陽電池パネルのトラブルにより月着陸船が発電できないと発表しました。しかし、1月29日にソーシャルメディアXで発表されたように、JAXAはSLIM(スマート・ルナ・ランダー)探査機との通信を復旧させ、探査機は再び稼働を開始しました。着陸機に搭載されたマルチバンドスペクトルカメラによる科学観測は直ちに開始されました。JAXAはまた、SLIM付近の岩石の写真も公開しました。
SLIMミッションにより、日本は米国、ソ連、中国、インドに続き、月面軟着陸を成功させた5番目の国となりました。しかし、着陸から約3時間後、太陽の角度の変化に伴い、JAXAはSLIMの回復を容易にするため、残りの電力の12%でSLIMを停止することを決定しました。着陸機は目標地点から100メートルという着陸目標を達成し、55メートルの地点に着陸しました。これは、通常の数キロメートルの着陸地点よりもはるかに正確な着陸です。
SLIMは、月のマントル(地殻の深層)が地表に露出していると考えられるクレーターに向かいました。SLIMから2機の探査機が分離に成功しました。1機は送信機を搭載し、もう1機は月面を移動しながら画像を地球に送信するように設計されています。この形状変化可能な小型ロボットは、テニスボールより少し大きい程度です。
ロシア、韓国、UAEも月面着陸を目指している。1月には、米国アストロボティック社が開発した月面着陸機「ペレグリン」が離陸後に燃料漏れを起こし、ミッションは失敗に終わった。当局は南太平洋の辺境で探査機との連絡が途絶え、探査機は地球の大気圏で燃え尽きた可能性が高いとしている。NASAもアルテミス計画による有人月面探査計画を延期している。
アン・カン( AFP通信)
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