ウクライナ海軍は5月1日、黒海とアゾフ海でロシア軍艦を確認できなくなったと発表した。「黒海とアゾフ海では敵艦が姿を消した」とニューズウィーク誌は発表文を引用した。
2015年、クリミア半島のセヴァストポリ港に停泊するロシアの軍艦。
2022年2月に紛争が勃発して以来、ウクライナ軍はクリミア半島のセヴァストポリに司令部を置くロシア黒海艦隊に対し、ドローンや巡航ミサイルを繰り返し使用して攻撃を続けている。これにより、ロシアは安全確保のため、艦艇を同地域から移動せざるを得なくなったとされている。
2023年10月の衛星画像では、艦隊がロシア南部クラスノダール地方のノヴォロシースク港に向かって移動し、一部はクリミア半島東端のフェオドシヤ港に向かっている様子が映し出されていた。
ニューズウィーク誌によると、オープンソースの研究者らが先月共有した画像には、ロシアの黒海艦隊がクリミア半島の主要海軍基地をほぼ放棄したことが示されている。
ロシアは上記の情報についてコメントしていない。
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ウクライナ海軍の発表は、モスクワが実効支配するウクライナ南部ザポリージャ州の親ロシア派 政治家、ウラジミール・ロゴフ氏が、キエフが4月29日にヘルソンからクリミアに向けてATACMS弾道ミサイルを発射したと述べた直後に行われた。
ロシアが任命したクリミアの指導者セルゲイ・アクショーノフ氏は、ATACMSミサイルが撃墜された後、クリミアのシンフェロポリ地域に不発の小火器が落下したと述べた。
ウクライナはこの情報についてコメントしていない。ATACMSは射程距離最大300キロメートルの弾道ミサイルで、最近米国からウクライナに供与された。昨年、米国はATACMSの短距離版をキエフに移譲した。
3月、ウクライナ海軍報道官ドミトロ・プレテンチュク氏は、キエフの目標は黒海とアゾフ海からロシア軍艦を排除することだと述べた。
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