ウクライナ治安部隊は、ロシアのミサイルが首都キエフに着弾する動画を撮影・投稿したとして4人を逮捕した。この行為がモスクワの兵器調整に役立ったと主張している。
ウクライナ保安庁(SBU)は1月3日、前日のロシアの激しい空爆に関する情報を違法に流布した容疑で首都キエフでブロガー4人を特定し、逮捕したと発表した。
SBUは、「これらの人物は、敵のミサイルがキエフに着弾する動画を違法に投稿した。これらの映像は敵のメディアや諜報機関によって直ちに利用され、兵器の調整やキエフへの更なる空爆の準備に利用される可能性がある」と述べた。
1月2日の襲撃中にキエフで起きた爆発。動画: Telegram/RVvoenkor
ウクライナ当局は、軍部隊の行動やロシア軍の空爆後の状況を撮影すべきではないと強調している。「そのような映像を配布した者は敵国幇助とみなされ、最長12年の懲役刑に処せられる」とSBUは警告した。
1月2日、ロシア軍はウクライナに向けて、様々な種類のミサイル134発と自爆無人航空機(UAV)35機を配備した。モスクワは、空爆の標的はミサイルとUAVの製造を専門とする防衛産業企業に加え、西側諸国からキエフに提供された軍事装備の修理施設、ミサイル貯蔵庫、弾薬、航空兵器であると発表した。
ウクライナ防空軍司令部は、防空部隊がキンジャール極超音速ミサイル10発、Kh-101とカリブル巡航ミサイル62発、自爆ドローン35機を撃墜したと発表した。
ソーシャルメディアに投稿された画像には、キエフの標的にキンジャール極超音速ミサイルから発射されたものとみられる炎の軌跡が命中した瞬間や、市内の複数の場所で爆発と炎上が起こっている様子が写っている。これらの画像を撮影した人物が、SBUに逮捕された4人の容疑者の中に含まれていたかどうかは不明である。
ヴー・アン( RT、ウクルインフォルム、ロイター通信による)
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