ドナルド・トランプ米大統領は、米議会での演説前に、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領から手紙を受け取ったと述べた。
「本日、ウクライナのゼレンスキー大統領から重要な書簡を受け取りました。書簡には、ウクライナは永続的な平和の実現に向けて、できるだけ早く交渉の席に着く用意があると書かれていました。ウクライナ国民以上に平和を望んでいる人はいません」とトランプ大統領は米議会での演説で述べたとロイター通信が報じた。
ドナルド・トランプ大統領は、ウクライナ大統領が長年にわたる紛争における米国のウクライナ支援に感謝の意を表したと付け加えた。さらに、ウクライナ大統領は、米国が適切と判断した場合には、キエフは鉱物資源協定に署名する用意があると表明した。
ゼレンスキー氏は米国に感謝の意を表し、空中および海上での即時停戦を提案した。
トランプ大統領は3月4日の米議会演説でウクライナ情勢に言及し、ウクライナにおける残虐な紛争を終結させるために精力的に取り組んでいると述べた。「終わりの見えない紛争で、何百万人ものウクライナ人とロシア人が命を落とし、あるいは不必要に負傷した」とガーディアン紙はトランプ大統領の発言を報じた。
またトランプ氏は演説の中で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、2021年にジョー・バイデン前米大統領の政権がアフガニスタンから米軍を撤退させた方法を一因に、ウクライナで軍事作戦を開始できると考えていることを示唆した。

ドナルド・トランプ米大統領(右)は2月28日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。
トランプ大統領はまた、欧州がロシアの石油・ガスに支出した金額はウクライナの防衛費を上回っていると述べた。「米国は約3500億ドル、欧州は(ウクライナに)1000億ドルを費やしている。米国と欧州は海で隔てられているが、実際には隔てられていない」と大統領は述べた。
しかし、NBCニュースはキール研究所(ドイツ)の分析を引用し、米国がウクライナに約1140億ドルの支援を動員したのに対し、欧州諸国への支援額は1320億ドルにとどまっていると報じた。トランプ氏が、欧州はウクライナ支援よりもロシアの石油・ガス購入に多くの資金を費やしていると述べたのは正しかった。
ゼレンスキー大統領は3月4日、先週の米国大統領との口論は「遺憾」だと述べ、今こそ正しい行動を取るべき時であり、恒久的な平和実現のためにトランプ氏と協力していくと強調した。米国はこれに先立ち、ウクライナへの軍事支援の一時停止を発表していた。
ゼレンスキー氏の親書やウクライナ情勢に関する情報は、トランプ氏の3月4日の演説の最終的な内容の一部だった。また、この演説は米議会での大統領の演説としては最長となり、トランプ氏は約1時間40分を話し、2000年のビル・クリントン元大統領の演説(1時間28分)を上回った。
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出典: https://thanhnien.vn/ong-trump-da-nhan-thu-quan-trong-tu-ong-zelensky-185250305111009209.htm
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