国立食品安全衛生院は、5月23日にヴァンバン県カンイエンハー町で発生した食中毒事件の捜査に役立てるため、キノコのサンプルの検査結果を提出し、キノコのサンプルからシロシン毒素が検出されたと発表した。
これに先立ち、 ラオカイ省食品安全衛生局は5月24日、食中毒の調査に役立つサンプル検査を支援するため、国立食品安全衛生管理研究所に派遣状を送付した。その派遣状の中には、5月23日にヴァンバン県カンイエンハー町スン2村で3人が中毒になり、病院で治療を受けたキノコのサンプルも含まれていた。

国立食品安全管理研究所は調査を実施し、基準を検討し、分析を実施して初期検査結果を取得し、キノコのサンプルにシロシン毒素が検出されたことを検出しました。

シロシンはキノコに含まれる毒素で、精神障害を引き起こします。マジックマッシュルームには、幻覚作用のある物質であるシロシン(またはシロトシン)とシロシビンが含まれており、これらはほとんどの国で禁止薬物リストに掲載されています。ベトナムでは、2018年5月15日付の薬物及び前駆物質リストを規制する政府令第73/2018/ND-CP号に基づき、マジックマッシュルームは禁止されています。
キノコを摂取してから20~60分以内に、幻覚、聴覚障害、視覚障害、そして時には触覚障害、皮膚感覚異常、感情障害など、神経精神疾患の症状が現れます。キノコを摂取した人は、自分が危害を加えられていると思い込み、他者を攻撃するため、この症状は非常に危険です。その他の症状としては、散瞳、脈拍の速まり、高血圧、嘔吐、紅潮、筋力低下、けいれん、昏睡(重症の場合)などがあります。
現在、省立総合病院の救急科と集中治療科で治療を受けたキノコ中毒の患者3名が退院した。
ヴァンバン地区医療センターは、食品安全を強化し、地域における自然毒素による中毒を防止するための文書を発行しました。同時に、地域内の各公衆衛生局に対し、キノコ中毒を含む食中毒の予防と対策に関する広報活動を強化し、住民の意識向上を図るよう要請しました。
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