中国海洋石油総公司は10月23日、埋蔵量が1100億立方メートルを超える初の深層炭層メタン鉱床を発見したと発表した。
陝西省楡林市にある神福深層CBM鉱山。写真: CMG
神府深層炭層メタン鉱床は、陝西省楡林市、オルドス山脈の東端に位置しています。この新たな発見は中国のエネルギー安全保障にとって重要であり、同国の非在来型石油・ガスの埋蔵量と生産量の増加に貢献するでしょう。
メタンは石炭層に埋蔵されている天然ガスです。従来のガス層とは異なり、メタンは吸着によって貯留されます。メタンは主に石炭の粒子表面に吸着ガスとして分布していますが、石炭の割れ目や裂け目には自由ガスや水中の溶解ガスとして存在することもあります。
炭鉱メタンは1,500メートル以上の深さで発見されています。中国は2,000メートル未満の深さに30兆立方メートルを超える豊富な埋蔵量を保有しています。深層メタン鉱床は、中国のメタン埋蔵量全体の約3分の1を占めています。
中層・浅層炭層と比較すると、深層炭層におけるメタンの集積メカニズムと地質条件はより複雑です。深度が増すにつれて、地層温度、地層圧力、応力も大幅に増加するため、探査はより困難でコストも高くなります。
神府炭鉱の炭層は深さ約2,000メートル、単層の厚さは6~23メートルで、平均ガス含有量は石炭1トンあたり15立方メートルです。現在、この地域では100本以上の探査井が掘削されており、1井あたりの最大日産ガス量は26,000立方メートルです。
神府は、CNOOCが発見した2番目の大規模深海メタン田であり、臨興も同程度のガス埋蔵量を有する。CNOOCの副主任探査技師である徐昌貴氏によると、この新たな発見はオルドス地域東端における探査と開発の大きな可能性を示しているという。「今回の発見は、最大1兆立方メートルの埋蔵量が確認されている天然ガスを採掘できる大規模な陸上ガス生産基地を構築するための確固たる基盤を築くものです」と、CNOOCのCEOである周新懐氏は述べた。
トゥー・タオ( CGTNによると)
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