疾病管理センター(HCDC)は、手足口病の症例数が急増しており、デング熱の流行期の始まりと相まって、ホーチミン市は流行が重なるリスクに直面していると述べた。
6月5日夜、ホーチミン市保健局の担当者は、手足口病の検体6つについてウイルスの遺伝子配列を解析した結果を発表した。その結果、いずれもEV71株(遺伝子型B5)に感染していたことが判明した。EV71株は毒性が極めて強く、重篤な症状と急速な感染拡大を引き起こす。当局は、このウイルス株の出現により「真に憂慮すべき事態」に陥ったと評価した。統計によると、6月上旬の症例数は前2週間の2倍以上に増加し、中には手足口病で死亡した5歳の男児も含まれていた。
市内の小児病院では、1日あたり20~25人の手足口病の入院患者(各病院)を治療しており、その中には重症患者も多数含まれています。以前の数か月は、入院患者は平均5~6人、あるいは全くいませんでした。
ホーチミン市は、手足口病とともに、デング熱のピークシーズンに備えています。デング熱はピークシーズンの約2~3週間続き、10月末まで続くと予想されています。ホーチミン市疾病対策センター(HCDC)の区および町での防疫活動のモニタリングでは、合計39地点のうち20地点(蚊の幼虫あり)がリスクポイントであり、50%以上を占めています。
「各地域や各家庭が断固として蚊や幼虫を駆除し、流行を抑制しなければ、雨期に入った時点でこの割合は確実に高まるだろう」と保健疾病対策センターの代表者は述べ、病院におけるデング熱の症例数はわずかに増加し始めており、重症例が約10%を占めていると付け加えた。
HCDCは、ホーチミン市が重複流行(手足口病とデング熱)のリスクが非常に高いと考えています。その結果、医療システムの過負荷につながりやすく、医療ミス、院内感染、小児患者間の交差感染につながる可能性があります。
ホーチミン市人民委員会は6月6日午後、各部署に対し、手足口病の予防対策を緊急要請する文書を発出しました。特に、保育園、幼稚園、小学校、住宅街、児童数の多い寄宿舎といった感染リスクの高い地域に重点を置き、生活環境を清潔に保ち、症状の経過を観察し、客観的な判断を避け、速やかに病院を受診するよう勧告しました。保健省はまた、症例数が増加した場合の入院・治療のシナリオを策定し、医薬品と人的資源の確保に努めていると述べました。
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