これまでのところ、多用途戦闘機を用いて誘導滑空爆弾を投下するロシアの戦術は効果的であることが証明されている。爆弾の射程は40~65kmで、ウクライナのほとんどの戦闘機や対空ミサイル砲台の迎撃範囲を超えている。
したがって、西側諸国がウクライナへの供与を約束しているF-16戦闘機は、ロシアの爆撃機を迎撃する解決策となる可能性がある。しかし、ロンドンに拠点を置く王立統合安全保障研究所(RUSI)のアナリスト、ジャスティン・ブロンク氏によると、F-16の出撃は毎回、モスクワの防空システム、特に射程400キロメートルのS-400砲台からの脅威に直面することになるという。
米国のF-16戦闘機が2019年にAIM-120空対空ミサイルの発射訓練を実施
ブロンク氏は、F-16戦闘機がロシア爆撃機の迎撃に投入された場合、ウクライナのパイロットは防空システムの標的を避けるために低空飛行をせざるを得なくなると指摘した。しかし、6月17日付フォーブス誌によると、これはF-16戦闘機に通常搭載されているAIM-120D空対空ミサイルの有効性を損なうことになるという。
「低高度で発射された場合、ミサイルは空気抵抗の大きい高密度の大気環境を飛行し始め、目標に向かって上昇する際に重力の影響を受けます。その結果、ミサイルは目標の速度や高度に到達できません」とブロンク氏は述べた。低高度から発射された場合、AIM-120の射程距離は最大180キロメートルから数十キロメートル短縮される。
これは、ウクライナ軍が最近、ロシアの防空システムやモスクワの爆撃基地、兵器庫への攻撃を強化している理由を部分的に説明している。
ブロンク氏によると、もう一つの解決策は、射程距離200キロメートルを超えるメテオール空対空ミサイルのような長距離兵器の使用だ。しかし、ウクライナがこのミサイルを使用するには、スウェーデンがJAS-39グリペン戦闘機を納入する必要がある。ストックホルムはこれにゴーサインを出しているものの、キエフが最初のF-16戦闘機を受領するまでは、グリペンの納入を検討すると述べている。
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出典: https://thanhnien.vn/tiem-kich-f-16-buoc-phai-bay-thap-neu-trien-khai-tren-dat-ukraine-185240622173011008.htm
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