フランスのPSGは、リーグ1で優勝したわずか数日後にクリストフ・ガルティエ監督との契約を解任することを決めた。
ESPNによると、 スポーツディレクターのルイス・カンポス氏が6月6日にガルティエ監督に直接この決定を伝え、クラブは今週中に監督交代を発表する予定だ。パルク・デ・プランスのオーナーは、6月3日に行われたリーグ・アン最終節でPSGがクレルモンに2-3で敗れてから3日も経たないうちに、監督交代の決定を承認した。
以前、 『ル・パリジャン』紙も同様の情報を掲載し、カタールのオーナー陣がガルティエ監督のシーズンを失敗と評価していることを報じた。フランス人指揮官の下、PSGはチャンピオンズリーグのベスト16でバイエルンに敗れ、フランスカップのベスト16でも早々に敗退した。リーグ・アンでは、優勝を果たしたものの、パリのクラブは不安定なプレーを見せ、7試合を落とし、2位のランスとの勝ち点差はわずか1だった。
ガルティエは6月5日に行われたPSGの戴冠式でリーグ1の優勝トロフィーに触れた。写真: Alamy
ガルティエ監督は技術的な問題に加え、個性の強い選手が多く所属するロッカールームをうまくまとめることにも失敗した。ロッカールームの不和の噂や、キリアン・ムバッペ、ネイマール、リオネル・メッシの将来に関する疑問が、シーズンを通してPSGに影響を与えてきた。
ガルティエ氏は、2021-2022シーズンにニースの監督を務めて以来、人種差別スキャンダルにも巻き込まれている。フランスのスポーツジャーナリスト、ロマン・モリーナ氏によると、2019年8月から2022年6月までニースのスポーツディレクターを務めていたジュリアン・フルニエ氏は、ガルティエ氏がクラブに黒人選手とイスラム教徒選手が多すぎると不満を漏らしていたと非難したという。
チャンピオンズリーグでバイエルンに敗れて以来、ガルティエ監督の立場は不安定になっている。先月、56歳のガルティエ監督は、契約満了となる2023-2024シーズンもPSGを率いる資格があると主張した。しかし、彼の任期は今シーズン終了までとなる。
ESPNによると、PSGは元スペイン代表監督およびバルセロナ監督のルイス・エンリケと交渉を進めているが、今夏のガルティエ監督の後任の最有力候補はユリアン・ナーゲルスマンだ。カタールのオーナーたちは、このドイツ人監督が強力なチームを築き上げ、新たな章を開き、才能豊かな若手選手たちを起用するのに最適な人物だと考えている。
PSGはナーゲルスマンの獲得に加え、伝説の選手ティエリ・アンリをコーチングスタッフに迎え入れる可能性も検討している。カタールのオーナー陣は、元フランス人ストライカーのアンリをナーゲルスマンの理想的なアシスタントと見ており、ベルギー代表でロベルト・マルティネス監督の下で同様の役割を担ったアンリの経験を高く評価している。
今シーズン、ボローニャをセリエAで9位に導き、大きな話題を呼んだ元PSG選手のチアゴ・モッタや、元リーベル・プレート監督のマルセロ・ガジャルドも、PSG首脳陣から高く評価されている選手だ。
PSGは、移籍市場が開き次第、リオネル・メッシとセルヒオ・ラモスをフリートランスファーでクラブから移籍させると発表した。また、パリ・サンジェルマンは、適切なオファーがあればネイマールを売却する用意もある。一方、ストライカーのマルコ・アセンシオをフリートランスファーで、ミッドフィールダーのマヌエル・ウガルテをスポルティングから約6500万ドルで獲得しようとしている。
ホン・デュイ
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