ロイター通信は8月14日、ウクライナのハンナ・マリアル国防次官の発言を引用し、戦闘は前線全体で激しく、キエフは南東部の一部でロシア軍を押し戻すことに「ある程度の成功」を収めたと伝えた。
彼女は、広大な地雷原とロシア軍の塹壕陣地によって前進が妨げられていることを認めた。しかし、ウクライナ軍はロシアが実効支配するドネツクから約95キロ(60マイル)離れたスタロマイオルスケ村周辺まで進軍し、南部の二つの戦線で攻勢を強めていた。
ウクライナ南部オデッサのショッピングモールが攻撃を受け炎上。8月14日に公開されたビデオからの画像
同日、ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は、ウクライナは「世界で最も地雷が埋設された国」になったと述べ、同盟国に対し地雷除去支援の取り組みを強化するよう呼びかけた。
「地雷原は数百キロメートルの長さがあり、何百万もの爆発装置があり、最前線の一部の地域では1平方メートルあたり最大5個の地雷がある」と彼はガーディアン紙に語ったと伝えられている。
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ロシアが支配する地域に埋設された地雷はウクライナの反撃を遅らせ、東部と南部の領土を奪還する取り組みを制限している。
リトアニアは7月15日、ドイツで開かれたラムシュタイン会議で、訓練や地雷除去機材の提供による支援を強化するウクライナ向け地雷除去連合の結成計画を発表した。
ヘルソンで回収された地雷
レズニコフ国防相は、これは「重要な一歩」だが、緊急の支援が不可欠だと述べた。「技術者の訓練を拡大・加速させることも必要であり、迅速かつ体系的に実施する必要がある。技術者はまさに今、ここに必要とされている」と、ウクライナ国防相は述べた。
スコットランドのNGO「Halo」のウクライナ・プログラム・マネージャー、ピート・スミス氏は、ウクライナにおける地雷の密度は「近代史において前例のないほど高い」と述べた。ロシアはこの情報についてコメントしていない。
ウクライナ、イスラエルに対する措置を検討
ウクライナは無人機への対処を継続
キエフ・インディペンデントニュースサイトが8月14日に報じたところによると、ウクライナ空軍は、ロシアが夜間に自爆ドローンと巡航ミサイルを使った複数回の攻撃を組織したと発表した。
そのため、ロシアは合計15機のシャヘド136/131無人機と8発のカリブルミサイルを使用したが、すべて撃墜された。
無人機はロシアのクラスノダール地方のアゾフ海沿岸の町プリモルスコ・アフタルスクから発射され、ミサイルはクリミア半島のヤルタ近郊に拠点を置く船舶から発射された。
ロケットと無人機の残骸がオデッサに落下し、市内の数か所で火災が発生し、スーパーマーケットの従業員3人が負傷した。
また8月14日には、ウクライナ軍がバフムート近郊でロシアのKa-52攻撃ヘリコプターを撃墜した。
ウクライナ、反撃開始後2倍の死傷者
一方、タス通信は、ロシア軍がクラースヌイ・リマン方面のウクライナ軍第63機械化旅団と第67機械化旅団の部隊を攻撃し、敵軍が60人以上の死傷者を出したと報じた。
ロシアとウクライナは、相手方の情報についてコメントしていない。ロイター通信は8月14日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相の発言を引用し、ロシアの兵器はウクライナで有効であることが証明されている一方、西側諸国の兵器は「完璧には程遠い」と述べた。
ロシアの軍艦が黒海の貨物船に警告射撃を行った事件について、ウクライナ外務省は8月14日、「挑発行為を強く非難」した。
これに先立ち、ロシア国防省は、8月13日にロシアの軍艦が黒海南西部でウクライナに向かっていたパラオ船籍の貨物船に対し警告を発するため自動火器を発射したと発表したとタス通信が伝えている。
具体的には、ロシア国防省によると、巡視船「ヴァシリー・ブィコフ」が、シュクル・オカン号の船長が検査のために停泊するよう命じたにもかかわらず応じなかったため、警告射撃を行ったという。
ウクライナ国防省は、シュクル・オカン号がウクライナのイズマイル港に向かっていると発表した。リフィニティブのデータによると、同船はブルガリア沿岸に向けて北進していた。
ロシア、黒海の貨物船に警告射撃
ポーランド、ワーグナーの宣伝活動家2人を逮捕
ロイター通信は8月14日、ポーランド当局がポーランドの都市でロシアの民間軍事会社ワグナーの宣伝資料を配布したとしてロシア人2人を逮捕したと報じた。
ポーランドのマリウシュ・カミンスキ内務大臣は「内務保安庁はクラクフとワルシャワでワーグナーのプロパガンダを配布していたロシア人2人を特定し、拘束した」と述べた。
同氏はソーシャルネットワークXに、2人はスパイ活動などの罪で起訴されたと投稿した。
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