「GOm Show」は陶芸文化にインスピレーションを得たアートプロジェクトですが、画像や対話による物語の手法ではなく、音楽を使って記憶を呼び覚まし想像力を広げるアプローチを選択しました。
「GOm Show」ならではのユニークなパフォーマンス。(提供:実行委員会) |
ここでは、ろくろが語り手となり、壺、壷、銅鑼、鐘などが楽器として作られ、土地とベトナムの人々の物語を語る登場人物となります。
このプログラムは、説明や解釈によって歴史を再現するのではなく、 「帰還」「その時」「下流」「ハニを探して」「集まる」などと名付けられたパフォーマンスを通じて、感情のライフサイクルに対応する章やセクションにリスナーを導きます。
それぞれの公演は、ムノン族、タイ族、ロロ族、ヌンディン族、エデ族、ハニ族などの先住民コミュニティを代表するもので、民族楽器と創造的な陶器の楽器を組み合わせた音楽で演奏され、本物でありながら斬新な体験をもたらします。
「GOm Show」は、12年以上前に地元の素材に基づいた一貫した創造的な旅とともに設立されたミュージシャングループのアイデアです。
プログラムでは、グループが独自に研究し作成した特別な楽器を使用します。たとえば、ジャードラム(陶器の瓶と内管を使用して、巨大なベースのような超低音を生成)、ラングドラム(餅のような形で、地中からの反響のような暖かく低音)、セラミックゴングとセラミックベル(独特の音色構造を持つ焼成粘土から音を生成し、それぞれが独立した音源です)、回転陶器(陶器の口を回転させて共鳴させ、柔らかい反響効果を生み出します)、土鍋リュート(土鍋から反響する優しい音)などです。
「文化を根源とし、人をエネルギーとする」という哲学のもと、同グループのすべてのプロジェクトはベトナムの素材と精神から生まれ、土着の特徴と現代的な精神が染み込んだ芸術作品を生み出しています。
このアートプロジェクトには多くの若手アーティストが参加しています。(出典:組織委員会) |
「GOm Show」は、経験豊富な創始者と若く将来有望なアーティストという2世代のアーティスト間の移行とともに、グループの芸術的旅における新たな転換点となります。
これはまた、土着の文化的素材に基づいた創造的な音楽の展望でもあり、陶器やテラコッタで作られた新しい楽器のシステムによって、まったく新しいサウンドがもたらされます。
出典: https://baoquocte.vn/dua-gom-viet-vao-dong-chay-nghe-thaut-duong-dai-317316.html
コメント (0)