ニューヨークの五番街(米国)は世界で最も高価な小売エリアであり、ミラノのモンテナポレオーネ通り(イタリア)がそれに続き、香港の尖沙咀(中国)は世界で3番目に高価です。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが新たに発表した「世界の小売街2023」レポートによると、ドンコイ通りの賃料は1平方メートルあたり月額350米ドル相当です。この数字は同期間で17%上昇し、パンデミック以前と比較すると40%上昇しています。ドンコイ通りの賃料は、ミュンヘン(ドイツ)、アムステルダム(オランダ)、バンコク(タイ)の最も高価な通りよりも高く、世界で最も高価な小売街のランキングで13位にランクインしています。しかし、ドンコイ通りの現状は、「貸し出し中」の看板が掲げられた閉鎖された店舗が増えているということです。
ドンコイ通りの多くの建物は閉まっており、賃貸の看板が掲げられています。
ドンコイ通りに加え、ハノイのチャンティエン通りもアジア太平洋地域で最も賃料の高い小売スペースのグループに属しています。ここの賃料は同時期比で20%、パンデミック以前比で50%上昇し、月額300米ドル/平方メートル近くに達しています。この数字により、チャンティエン通りは昨年と比較して3つ順位を上げ、同地域で17位となりました。
アジア太平洋地域の国際市場調査ディレクター、ドミニク・ブラウン博士によると、アジア太平洋地域の主要な実店舗型小売拠点は依然として高水準の賃料を維持しており、世界で最も賃料の高い上位10地域のうち4地域を占めています。この地域の平均賃料上昇率は前年比5.3%で、2024年の比較的堅調な経済見通しと相まって、主要な高級市場における小売セクターの継続的な回復を予感させます。
小売業界全体では、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、ラグジュアリーブランドの売上高が緩やかな成長ではあるものの、プラス成長を予測しています。ラグジュアリーブランドの95%以上が、2022年から2023年初頭にかけて増益を報告しています。今後の課題はあるものの、生活費の上昇の影響を受けにくいコア顧客基盤のおかげで、ラグジュアリーブランドは引き続き好調な業績を維持すると予想されています。
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)