欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁。(出典:DPG) |
ラガルド氏の発言は、欧州連合(EU)首脳らが11月の米大統領選でトランプ氏が勝利する可能性をますます懸念する中で、テレビ局フランス2との最近のインタビューでなされた。
「これまでの出来事、つまりトランプ大統領の任期最初の4年間の振る舞いから学ぶとすれば、これは明らかに脅威だ。貿易関税、北大西洋条約機構(NATO)への関与、気候変動との闘いを見ればわかる」とラガルド氏は分析し、「この3つの分野だけでも、これまで米国の利益と欧州の利益は一致していなかった」と指摘した。
2019年11月からECB総裁を務めるラガルド氏は、特に貿易関税に関してトランプ大統領を批判してきた。しかし、ECB総裁という通常は 政治的な色合いが薄い役職にしては、今回の発言は異例の厳しいものだった。
一方、2024年の大統領選が佳境を迎える中、現職のジョー・バイデン米大統領の支持率は低下傾向にある。
ギャラップ社によると、バイデン大統領の2023年の支持率はわずか39%で、これは過去7人の米国大統領の最初の任期中の同時期の支持率の中で最も低いものだった。
一方、トランプ氏は45%の支持率で任期を終えたが、バラク・オバマ前大統領の支持率はやや低い43%だった。
トランプ前大統領は、メイン州とコロラド州から選挙への立候補権を剥奪されたことを受け、両州で法廷闘争に巻き込まれている。さらに、4件の刑事訴訟も起こされている。トランプ氏は、自身に対する疑惑を政治的な「魔女狩り」と呼んでいる。
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