
2024年5月31日、ガザ地区南部のハン・ユニス市でイスラエル軍の攻撃を受けた後の壊滅的な状況。写真:THX/TTXVN
エジプト外務省の声明によると、エジプト、カタール、ヨルダン、サウジアラビア、UAEの外相は6月3日のビデオ会議でガザの最新情勢について話し合い、エジプト、カタール、米国の仲介努力を検証した。ヨルダン、サウジアラビア、UAEの外相は、ガザでの恒久的な停戦の達成、人質および拘束者の解放、パレスチナ地中海地帯の人々への十分な人道支援の確保に向けたエジプト、カタール、米国の仲介努力への支持を表明した。
エジプト、カタール、ヨルダン、サウジアラビア、UAEの外相は、ガザでの軍事作戦の停止、同地の人道危機の終結、避難民となったパレスチナ人の帰宅の確保の緊急性を強調し、同時にイスラエル軍のガザ地区からの完全撤退を要求した。
アラブ外相らはまた、明確なロードマップと拘束力のあるコミットメントを伴う包括的な計画に基づきガザ復興を開始する必要性、そして国連安全保障理事会(UNSC)の関連決議に従って二国家解決を実施する必要性を強調した。二国家解決の実施という問題に関して、アラブ外相らは、1967年の国境に基づき、東エルサレムを首都とする独立した主権を持つパレスチナ国家の樹立こそが、この地域の人々の安全と平和を実現する道であると断言した。
5月7日、イスラエルはガザ地区南部の都市ラファへの地上攻撃を開始し、パレスチナ側のラファ国境検問所を制圧した。それ以来、人道支援物資を積んだトラックはラファ国境検問所を通ってガザ地区に入っていない。先週、エジプトは米国と合意し、イスラエルがガザ地区のラファ国境検問所から撤退するまでの間、一時的にカルム・アブ・サレム国境検問所を経由して人道支援物資を輸送することになった。
2024年5月初旬にカイロで開催されたガザ停戦交渉は、合意に至らず終了した。ヨルダンは先日、エジプトと国連と共に、ガザにおける人道危機の解決策を議論するため、6月11日に緊急国際会議を開催すると発表した。
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