新しい兵舎に移転してからまだそれほど時間が経っていませんが、フーミー県軍事司令部(ビンディン省軍事司令部)の将校、職員、兵士たちは、愛着、部隊の編成、そして熟練した手腕をもって、手を携えて、明るく緑豊かで清潔で美しい校舎と景観を創り出すことに貢献しました。一年中、灼熱の太陽と嵐にさらされる白い砂地の真ん中に、ホーおじさんの兵士たちの困難を克服する意志と精神のハイライトとなりました。
6月末、中部地方は灼熱の暑さでした。自家製の食材を使った昼食の後、フーミー郡軍司令部の 政治委員、ファン・ヴァン・ホー中佐が私たちを木陰の前庭に招き、お茶を飲みながら景色を眺め、楽しい会話を交わしました。ホー氏は、来賓に黄金色に輝く香り高いホアロック産マンゴーの皿を差し上げながら、こう語った。「マンゴーの木は数本しかありませんが、兵士たちは毎年何トンものマンゴーを収穫しています。青いマンゴーはサラダに絞って使ったり、魚醤や砂糖と混ぜたりできます。熟したマンゴーはスライスして皮をむき、そのまま食べたり、スムージーにしたり…季節ごとに旬の食材があり、部隊の将兵たちは庭や池、納屋、棚棚で収穫した野菜を自らの手で調理し、美味しい料理を楽しんでいます。部隊は中部地方で観賞用のアンズの栽培で有名な土地に駐屯しているため、テト(旧正月)と春の訪れとともに、兵舎は輝くアンズの光線によって金色に染まり、宝石がちりばめられます。」
フーミー地区軍事司令部の将校と職員が部隊の景観管理に携わっています。 |
その言葉を証明するかのように、ファン・ヴァン・ホー中佐は私たちをビンロウジュ、インドローレル、紫色の花を咲かせるサルスベリ、赤いつぼみのガジュマル、黄色いアンズ、マンゴーの木々が並ぶ並木の下を散歩させてくれました。涼しく緑豊かな木々は、夏の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれました。道の両側には、石のブロックで作られた様々な形や大きさの看板やスローガンが掲げられていました。裏側は自然な凹凸があり、表面は滑らかに磨かれ、模様が描かれていました。そこには「偉大なホーおじさんの模範に倣い、生き、戦い、働き、学べ」「規律こそが軍隊の力」「伝統を重んじ、才能を捧げ、ホーおじさんの兵士にふさわしく」「団結、団結、大団結/成功、成功、大成功」といった言葉が書かれており、親密さと厳粛さが同時に感じられました。上層部と地方自治体からの投資のおかげで、2021年、フーミー郡軍司令部は第5軍区で初めて、兵舎内に軍の引き継ぎ式と歓迎式典を開催するための観覧席とスタジアムを建設しました。4ヶ月の工事期間を経て、常備民兵小隊の広々とした設備の整った2階建ての居住区がほぼ完成しました。
約2,000平方メートルの生産・畜産エリアでは、雑種豚たちが人を見るとバナナの茂みの裏に隠れた泥水たまりで水浴びをし、突然駆け寄ってきて、うなり声を上げて餌を要求しました。キャッサバの葉を一掴みして湖に投げ込みながら、フーミー県軍司令部のグエン・ヴァン・クエン兵務部長は、「あそこにはソウギョがたくさんいます。先日、5キロ近くのソウギョを釣り上げ、厨房に持ち込んで漬物と一緒に調理したら、皆が美味しかったと絶賛しました。この地域の土壌と気候は畜産や農作物の栽培には適していませんが、兵士たちは独創的な方法で「岩の上で野菜を育て、丘で魚を育てる」ことに成功しています。今年末には、この農場モデルに基づいて生産エリアの拡大に投資する予定です…」と語りました。フーミー郡軍事司令部は、政治的課題の達成、部隊の建設、生産の増加、「水を飲むときは水源を思い出す」、「果物を食べるときは木を植えた人を思い出す」という倫理を実践するとともに、深い愛情、責任、感謝の気持ちを持って、地元の党委員会、当局、家族の親戚とともに、この地域に住む8人の英雄的なベトナムの母親の毎日の食事と睡眠を常に世話し、支え、世話しています。幹部、部隊の従業員、および資本金の共同拠出により、フーミー郡軍事司令部は2年前、新型コロナウイルス感染症の流行で父親を亡くしたレ・ティ・ホア・フオンさん(ビンディン省ホアイニョン市ボンソン区5番地在住)を引き取り、保護しました。保護され、助けられ、学校に通い続ける「癒されない葉」の一枚一枚は、白い砂浜と黄金の太陽が輝く故郷フーミーの兵士たちの素晴らしい努力と愛情です。暑い夏の午後の真っ只中、困難を乗り越え、手を携えて部隊を築き上げる精神についての物語、感謝の美しさ、フーミー地区軍事司令部の軍隊と人々の親密な関係についての物語は、誰もが爽快な気分になり、感動します。
文と写真:AN KHANG
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