スペインのカルロ・アンチェロッティ監督によると、ミッドフィールダーのジュード・ベリンガムは伝説のジネディーヌ・ジダンにはない現代サッカーの資質を備えており、その逆もまた同様だという。
「二つの世代を比較するのは難しい」と、アンチェロッティ監督はチャンピオンズリーグ・グループC第5戦、ナポリに4-2で勝利した後、語った。「私が見たのは、ベリンガムのペナルティエリアへの侵入力で、これはジダンにはなかった。一方で、ベリンガムにはジダンが持っていたような個々の能力が欠けている。しかし、それが現代サッカーだ。現代サッカーには、ベリンガムのようなフィジカルの強さを持ち、ピッチの多くのエリアを素早くカバーできる選手が必要だ」
11月29日、ベルナベウで行われたレアル対ナポリ戦で、ベリニャムがペナルティエリアに進入した。写真: realmadrid.com
教え子のペナルティエリア侵入の強みについて尋ねられると、イタリア人指揮官はベリンガムを「バイクのようにペナルティエリアに突入する」と例えた。アンチェロッティ監督によると、独自のサッカースタイルを持つこの若きミッドフィールダーは、その適応の速さでレアルと対戦相手の両方を驚かせているという。
11月29日のベルナベウで、ベリンガムは再び素晴らしいパフォーマンスを見せた。イングランド人ミッドフィールダーは22分にコーナーキックへヘディングシュートを決めて2-1の同点に追いつくと、後半ロスタイム4分には交代出場のホセルの決勝点をアシストした。ドルトムントから1億1000万ドルの移籍金でレアル・マドリードに移籍して以来、ベリンガムは公式戦16試合で15ゴール4アシストを記録している。
「ベリンガムは後半中盤で息切れしているように見えた」とアンチェロッティ監督は付け加えた。「彼は10分ほど回復に時間をかけたが、最後の15分で違いを生み出し、試合に勝利をもたらした。素晴らしいプレーだった。ベリンガムは若く、プロフェッショナルで、ロッカールームにもうまく適応していた」
アンチェロッティ監督は、11月29日にベルナベウで行われたチャンピオンズリーグのグループC第5戦で、レアル・マドリードを4-2でナポリに勝利に導いた。写真:ロイター
ベリンガムはナポリ戦での勝利でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、数々の記録を打ち立てた。21歳未満でチャンピオンズリーグ10ゴールを達成した選手は、キリアン・ムバッペ、エルリング・ハーランド、カリム・ベンゼマに続き4人目、そしてイングランド人選手としては初となった。
ベリンガムは、レアル・マドリードでのチャンピオンズリーグ出場4試合すべてで得点を挙げた初の選手となり、1998年にクリスティアン・カランブーが記録した最初の3試合連続得点記録を塗り替えた。20歳のミッドフィールダーであるベリンガムは、昨日のナポリ戦に先立ち、ブラガ戦(2-1)、ナポリ戦(3-2)、そしてウニオン・ベルリン戦(1-0)でゴールを決めている。ベルナベウで行われたブラガ戦(3-0で勝利)には出場していない。
「言葉が出ません。試合を見れば分かりますが、ベリンガムは日々成長しています。ベリンガムとプレーできて嬉しいです」と、ロドリゴはイングランドの新チームメイトの調子について問われると、短く答えた。
ナポリ戦での勝利でラ・リーガに復帰したレアルは、12月3日午前0時30分に第15節でグラナダをホームに迎え、快進撃を続けるチャンスを迎える。ベリンガム率いるレアルは、14節を終えて勝ち点35で首位に立っているが、追加ポイントのおかげでジローナを上回っている。もし勝利すれば、レアルは首位の座を維持し、公式戦での連勝を5試合に伸ばす可能性が高い。一方、グラナダは14試合を終えて勝ち点7(1勝を含む)と、ラ・リーガで下から2番目に位置している。
ホン・デュイ
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