(CLO)中国は、ドナルド・トランプ米大統領の軍事費削減提案への支持を表明し、世界最大の国防予算を持つ米国がこれに主導権を握るべきだと強調した。
中国外務省の郭家坤報道官は金曜日の記者会見で、米国とロシアが世界の核兵器の90%以上を保有していることを強調した。報道官は両国に対し、「核兵器削減の責任を真剣に果たし、他国が核軍縮に参加できる環境を整える」よう求めた。
郭氏はまた、米国が世界の軍事費総額の約40%を占め、今年の国防予算は8950億ドルに達したことを指摘した。「米国が真に『米国第一主義』を支持するのであれば、軍事費削減を主導すべきだ」と郭氏は強調した。
中国外務省の郭家坤報道官が北京で記者会見に臨む。写真:中国外務省
前日、トランプ大統領は米国、中国、ロシアに対し、国防費と核兵器の削減に向けた交渉を呼びかけ、米国が現状のまま1兆ドル近くの国防費を支出し続ける「理由はない」と強調した。そして、この削減は「全てが安定したら」行うべきだと述べた。
中国が米国の能力に対抗するため軍事力の近代化を加速させている一方、ロシアはウクライナ危機で西側諸国との緊張が高まり、2022年に新戦略兵器削減条約から脱退している状況では、トランプ氏の提案は驚くべきものだ。
米国は中国を最大の戦略的脅威とみなしており、一方、中国は2049年までに米国と同等の軍事力を構築するという目標を達成するため、核兵器の増強を進めている。国防総省は現在、中国が保有する核弾頭の数は600個以上と推定しており、これは以前の予測より100個多い。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、ロシアは現在、5,580発の核弾頭を保有し、世界最大の核兵器保有国となっている。米国は5,044発で2位、中国は3位である。中国は核兵器の先制不使用政策を維持しており、他の核保有国にも同様の取り組みを求めている。
トランプ氏は木曜日の演説で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と核兵器削減の必要性について合意していることを強調した。現在の核兵器保有量が「世界を何度も破壊できるほど」であるにもかかわらず、なぜ核兵器の開発を続けるのか疑問を呈した。
ゴック・アン(環球時報、ニューズウィーク、NDTV による)
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出典: https://www.congluan.vn/trung-quoc-ung-ho-de-xuat-cat-giam-chi-tieu-quan-su-va-vu-khi-hat-nhan-cua-my-post334617.html
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