トルコ警察はイスタンブールの倉庫を捜索し、アフリカへ密輸するために梱包された10億ドル相当の偽札を発見した。
トルコの治安部隊はガーナ人1人とスウェーデン人3人を含む6人を逮捕したと、イスタンブール知事事務所が6月9日に発表した。憲兵は容疑者らをイスタンブールのカギタン地区にある倉庫まで追跡し、アフリカ向けとされた偽造100ドル札の箱を発見した。
6月9日、イスタンブールの倉庫に保管されていた偽札。動画:ロイター
当局は容疑者の自宅を捜索し、宝石類と現金を押収した。事件はガーナとスウェーデンの領事館にも報告された。
イスタンブール知事室は、今回の偽札押収はトルコ史上最大規模だと発表した。トルコは2019年、イスタンブールで偽札製造施設を摘発し、偽造100ドル札約2億7100万ドルを押収した。警察は5人を逮捕したが、そのうち1人は2016年の軍事クーデター未遂事件に関与した疑いで警察を解雇されていた。
国際刑事警察機構(インターポール)は、偽造は「儲かるビジネス」であり、人身売買、麻薬密売、テロなどの違法行為の資金源としてしばしば利用されていると述べています。インターポールは、偽造紙幣は真正紙幣の価値を下げ、インフレを引き起こし、経済システムを不安定化させる可能性があると警告しています。技術や機器の入手しやすさが向上するにつれて、偽造犯罪の手口はますます巧妙化しています。
ホン・ハン氏(ロイター通信による)
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