エリク・テン・ハーグ監督によると、守備の主力選手が負傷のため長期離脱を余儀なくされたことが、マンチェスター・ユナイテッドのシーズンに悪影響を及ぼしたという。
ラファエル・ヴァランとジョニー・エヴァンスが、マンチェスター・ユナイテッドの負傷者リストに新たに加わったディフェンダーだ。これまでにも、センターバックのリサンドロ・マルティネス、ビクトル・リンデロフ、左サイドバックのルーク・ショー、タイレル・マラシアが長期離脱を余儀なくされている。テン・ハーグによると、最高のディフェンダーを擁していないことが、マンチェスター・ユナイテッドが不調なシーズンを送った理由だという。「レッドデビルズ」ことマンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンズリーグとリーグカップで早々に敗退し、現在プレミアリーグでは勝ち点49で6位、アストン・ヴィラとトッテナムは勝ち点11となっている。
「とても難しい状況だ」とテン・ハーグ監督はプレミアリーグのボーンマス戦を前に語った。「サッカーを少しでも知っている人なら、ああいう怪我が結果やパフォーマンスに影響することがあるのは分かっている。バック4は常に結果を出すための基盤だが、今回はそれがなかった。試合を見れば、それがどれほどマイナスになるか分かるだろう」
4月7日、オールド・トラッフォードで行われたプレミアリーグ第32節、マンチェスター・ユナイテッド対リバプール戦で、エリック・テン・ハーグ監督が指揮を執る。写真:ロイター
危機的状況の中、テン・ハーグはハリー・マグワイアがまだチームに残っていることに安堵している。マグワイアは2023年夏にキャプテンの座を剥奪されたにもかかわらず、チームを去ることを拒否した。今シーズン、イングランド代表のセンターバックであるマグワイアは、守備の役割に加え、公式戦27試合に出場し、2ゴール2アシストを記録している。
「マグワイアのプレーにはいつも満足していますし、もちろん彼も常にプレーしたがっています」とテン・ハーグ監督は語った。「マグワイアは素晴らしいリーダーであり、優れたディフェンダーで、ボールを扱うのも非常に得意です。怪我が続いている今、マグワイアがディフェンスをリードし、後方からプレーすることがこれまで以上に重要になっています。」
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ直近3試合で終盤の失点により敗北を喫しており、ブレントフォード、リバプールと引き分け、チェルシーには敗れている。テン・ハーグ監督は、マンチェスター・ユナイテッドがリードを奪えたことにはポジティブな材料があると見ているものの、勝ち点3を守り抜くためには、チームが集中力を高め、決定的な瞬間をどう乗り切るかを学ぶ必要があると主張している。「こういう場面でもっと良いプレーをする必要があるが、それは組織力の問題ではなく、戦術的なミス、時には技術的なミスであり、チームのプレースタイルの問題ではない。状況をより良くコントロールする必要がある」と54歳のハーグ監督は語った。
今週初め、オールド・トラッフォードは、ジョン・マータフ氏が11年近くクラブで様々な役職を務めた後、退任すると発表した。新オーナーの英国人億万長者ジム・ラットクリフ氏は、ニューカッスルのスポーツディレクター、ダン・アシュワース氏とサウサンプトンのフットボールディレクター、ジェイソン・ウィルコックスの招聘を検討している。
テン・ハーグ監督は、マータフ監督の退任を惜しむとしながらも、彼に心からの祝福を送り、マンチェスター・ユナイテッドは2024-2025シーズンに向けて後任を早急に見つけなければならないと主張した。オランダ人指揮官であるハーグ監督は、マータフ監督の退任が自身の仕事ぶりやラトクリフ監督との良好な関係に影響を与えることはないと強調した。
テン・ハグによれば、ストライカーのマーカス・ラッシュフォードとミッドフィールダーのスコット・マクトミネイはボーンマス戦に出場できるかどうかは疑わしいが、4月21日のFAカップ準決勝、コベントリー戦には間違いなく間に合うだろうとのことだ。
ホン・デュイ
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