ロイター通信は3月5日、ウクライナ国防情報局(DIU)の発言を引用し、同局の無人水上艇(USV)がクリミア半島沖でロシア黒海艦隊のプロジェクト22160哨戒艦を攻撃し、深刻な損害を与えたと報じた。
また、DIUによると、同庁の「グループ13」タスクフォースはケルチ海峡付近でプロジェクト22160の巡視船セルゲイ・コトフを攻撃した。
黒海艦隊プロジェクト22160の巡視船セルゲイ・コトフ。
「USV MaDIUa V5による攻撃の結果、ロシアの巡視船セルゲイ・コトフは船尾、左舷、右舷に損傷を受けた」とDIUは声明で述べた。ウクライナ当局は、ロシア黒海艦隊所属のこの巡視船の価値は約6500万ドルと付け加えた。
セルゲイ・コトフはプロジェクト22160の4番艦です。戦闘時には、沿岸部および沿岸基地の防衛に従事します。軍艦や商船の護衛にも使用できます。
本艦は排水量1,300トン、時速45kmで航行可能であり、長期間(60日間)外洋に停泊可能です。乗組員は80名です。76mm砲、グレネードランチャー、コルド機関銃を装備しています。甲板にはKa-27PSヘリコプターが搭載可能で、ドローンや水中ロボットも運用可能です。
本艦はモジュール構造を採用しており、特定の戦闘任務を遂行するために特殊な兵器や装備を搭載することが可能です。現在、このタイプの艦艇向けに、兵器や補助装備を統合するモジュールの試験が行われています。これには、レドゥト防空システムやパンツィリM防空システム、そして対潜水艦装備が含まれます。
クリミア半島のロシア政府職員が運営するテレグラムチャンネルによると、クリミア半島とロシア本土を結ぶ橋の鉄道交通が一時的に停止したという。橋を渡る道路交通も数時間停止したが、現地時間3月5日午前7時直前に正常に戻った。
ロイターは独自にこの情報を確認できなかった。ロシア国防省はコメント要請に応じなかった。
ウクライナ軍は先月、クリミア半島沖でロシアの大型揚陸艦をUSVで左舷に穴を開けて沈没させ、破壊したと主張した。
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