ロシアのプーチン大統領はベラルーシに核兵器が存在することを確認し、配備計画が完了する時期を明らかにした。
「最初の核弾頭がベラルーシに引き渡された。これは計画の第一段階だ。秋か年末までに完了させる予定だ」と、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月16日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで述べた。
プーチン大統領がロシアが隣国ベラルーシに核弾頭を配備したことを自ら認めたのは今回が初めてだ。また、この計画はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と合意したものだと強調した。
プーチン大統領は6月16日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)に出席した。写真: AFP
プーチン大統領によると、ベラルーシに配備された核兵器は、ロシアを「戦略的敗北」に追い込もうとする勢力に対する抑止力として機能する。大統領は、西側諸国がウクライナでロシアを倒すためにあらゆる手段を講じていると批判し、モスクワの核兵器数削減に向けた対話の可能性を否定した。
「核兵器は、最大限の国家安全保障とロシア国家の存続を確保することを目的としている。しかし、我々はこの選択肢に頼る必要はない」と彼は述べた。
ルカシェンコ大統領は6月13日、ベラルーシがロシアから戦術核弾頭の受け取りを開始したと発表した。その中には、第二次世界大戦で米国が使用した2発の原子爆弾の3倍の破壊力を持つ兵器も含まれている。
ベラルーシへの核兵器配備計画は、プーチン大統領によって3月に発表された。当時、プーチン大統領は、米国が数十年にわたり欧州諸国に核兵器を配備してきたことを踏まえ、両国間の合意は合理的な措置であると主張した。
タイン・ダン氏(ロイター通信による)
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