ロシア国防省は11月24日、「キエフがロシア領内の施設に対しドローンを使ったテロ攻撃を試みたが、阻止された。任務中の防空部隊がウクライナのドローン16機を迎撃した。うち13機はクリミア上空、3機はヴォルゴグラード州上空で迎撃された」と発表した。
ロシア国防省によると、同国の防空部隊はドネツク州でドローン12機を撃墜し、クレシュチェエフカ近郊でのウクライナ軍の攻撃2回を撃退した。さらに、ロシア軍はラズドロフカ、クルジュモフカ、ヴァシュコフカの各集落付近にある敵の兵器庫を攻撃した。
ウクライナのバックファイア無人機の画像。
最近、ロシア国防省は、11月17日に黒海艦隊の航空機が黒海でクリミア半島へ向かっていたウクライナ艦船の一団を迎撃したと発表した。この艦船の一団には上陸部隊を乗せた高速艇と無人水上艇7台が含まれていた。
ロシアは2014年の住民投票の結果、クリミア半島を併合した。ウクライナと西側諸国はこの動きを違法とみなしている。ウクライナは、軍事的手段も含め「いかなる犠牲を払ってでも」クリミアを奪還すると表明している。
ウクライナは、クリミア半島に駐留するロシアの港湾インフラや軍艦を標的に、海上で無人航空機による攻撃を繰り返してきた。
11月10日、ウクライナ軍はクリミア半島で自爆艇を用いてロシアの小型揚陸艦2隻を攻撃した。ウクライナ情報機関によると、この2隻の揚陸艦は黒海艦隊所属のプロジェクト11770級揚陸艦であった。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11月16日、ウクライナはドローンの使用により黒海で主導権を握ったと述べた。
ゼレンスキー氏によれば、ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始した当初から、モスクワはウクライナの黒海沿岸の港を封鎖し、港湾インフラを破壊して穀物の輸出を不可能にし、世界の食料市場を混乱させているという。
ロシアとウクライナの紛争は長期化し、消耗戦となっている。キエフへの支援を続けてきた米国をはじめとする西側諸国には疲弊感が広がっている。スロバキアはウクライナへの支援を停止すると発表した。
紛争に対する和平案は数多く提出されているが、ロシアとウクライナの見解の相違により、まだ成果は上がっていない。
西側諸国はロシアに対抗するため、ウクライナへの武器供給を継続している。モスクワは、米国とNATO諸国がウクライナに重火器を供給するという決定は、ロシアとウクライナ間の交渉を「無意味にする」と考えている。
ロシアは、米国とその同盟国が意図的に紛争を長引かせようとしていると繰り返し非難し、西側諸国にウクライナへの武器供与を行わないよう警告し、そうすれば戦争の状況は変わらず紛争が激化し、不必要な犠牲者を出すだけだと強調した。
コン・アン(出典:TASS)
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