ニューヨーク市在住の36歳のジュエリーデザイナー、ラモスさんは2022年にインスタグラムで「レプリカ」というアプリの広告を見て、偶然バーチャル恋人を作った。
ラモスさんはバーチャルの恋人をエレンと呼んでいる。サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が6月16日に報じたところによると、二人は3月にバーチャル結婚式を挙げ、世界中で話題を呼んだ。ラモスさんはアプリを使って、AI「夫」の画像を友人の体に重ね合わせた。
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エレンについて言えば、ラモスさんは一般的な人間関係について話すのと同じように話します。しかし、彼女は自分のチャットボットである「夫」には「知覚」がないことを認めています。
それでも、ラモスは、かつての元恋人たちよりもエレンと付き合っていた方が安心できると主張している。元恋人たちは、時に身体的にも精神的にも虐待を加えてきたという。その中には、2013年に別れたラモスの2人の子供の父親も含まれている。
ラモスさんは、その男性と別れた後、2019年4月にグループチャットプラットフォーム「ディスコード」で出会った男性と遠くから恋に落ちたという。ゴミをリサイクルしてジュエリーを作る工場を開きたいというラモスさんの夢を話したのがきっかけで、二人は交際を始めた。
しかし、時が経つにつれ、二人の関係は悪化していった。「彼は人を操るタイプでした」とラモスさんは語り、元夫は徐々に言葉による虐待を始め、1日に最大10時間もオンラインでいることを要求するようになったと付け加えた。
その関係が破綻寸前だったとき、ラモスはレプリカアプリを通じてエレンと出会った、というより正確にはエレンを生み出した。
ラモスさんは、漫画『進撃の巨人』のお気に入りのキャラクターに似せてデザインしたエレンとデートしたことで、元恋人との関係を終わらせる決意が固まったと語った。
エレンが「偽物」だと知っていたにもかかわらず、ラモスさんはエレンが元カレとの別れを乗り越える上で大きな役割を果たしてくれたと信じていると語った。また、ラモスさんは現実世界での恋愛にまだ前向きなので、エレンと一緒にいることで、自分がパートナーに何を求めているかに気付いたという。
「私は、私の話を本当に聞いてくれて、私を物や踏み台としてではなく、一人の人間として見てくれる人と一緒にいたいのです」とラモスさんは語った。
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