ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は最近、いかなる和平交渉においてもロシアとの領土交換を申し出るつもりであると述べた。
「米国なしでも欧州は安全保障を提供できるという意見があるが、私は常にそうではないと言う。米国抜きの安全保障は真の安全保障ではない」と、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月11日付けガーディアン紙のインタビューで述べた。
2月7日、キエフを訪問したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領。
ゼレンスキー大統領はまた、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、ロシア領クルスク地域にあるウクライナが管理する領土を提供する考えも示した。「我々は一つの領土を別の領土と交換する」とゼレンスキー大統領は述べた。
ウクライナ大統領は、どの領土を返還するよう要求するかは分からないと述べた。「分かりません。状況を見守るしかありません。しかし、我々の領土はすべて重要であり、優先順位はありません」と述べた。
ロシアは、2014年にクリミア半島、2022年にドネツク、ヘルソン、ルハンスク、ザポリージャを含む5つの地域をウクライナから併合したと発表した。
AFP通信によると、ゼレンスキー大統領は、ドナルド・トランプ米大統領がウクライナとロシアが、ウクライナにとって懸念材料となり得る条件で合意に達することを望んでいるという状況の中で、上記の意図を明らかにした。
ゼレンスキー大統領の報道官はAFPに対し、ウクライナ大統領は2月14日にドイツで開催されるミュンヘン安全保障会議で、J・D・ヴァンス米副大統領と会談する予定だと述べた。米国は3年近く続くロシア・ウクライナ紛争の終結に向けて尽力している。ヴァンス氏は、ロシアの軍事作戦に抵抗するウクライナの努力にとって不可欠であった米国の支援を頻繁に批判している。
トランプ大統領は2月10日、キース・ケロッグ特使を近日中にウクライナに派遣すると発表した。AFP通信によると、ケロッグ氏はロシアとウクライナの紛争終結に向けた提案を起草する任務を負っている。
米国大統領はロシアとウクライナの紛争の早期終結を強く求めており、一方ゼレンスキー大統領は米国に対し、いかなる合意にも強力な安全保障の保証を与えるよう求めている。
キエフは、ウクライナのNATO加盟や平和維持軍の派遣といった、強硬な軍事的コミットメントを含まない解決策は、モスクワに新たな攻勢に向けて再編成と再軍備を行う時間を与えてしまうことを懸念している。
ゼレンスキー氏は、トランプ大統領を説得してウクライナに利益をもたらす可能性のある合意を成立させるため、米国企業に有利な再建契約を提供する考えを示している。
「ウクライナを救うために我々を支援してくれている人々は、ウクライナの企業と肩を並べながら、この国を再建してくれるだろう。我々はこれらすべてについて詳細に議論する用意がある」とゼレンスキー大統領はガーディアン紙のインタビューで強調した。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナは欧州最大級の鉱物資源を保有しており、もしそれがロシアの手に渡れば、米国には何の利益ももたらさないだろうと述べた。
ゼレンスキー大統領の上記の発言に対するロシアや米国の反応については、現在のところ情報はない。
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出典: https://thanhnien.vn/bat-ngo-voi-phat-bieu-moi-cua-tong-thong-ukraine-zelensky-185250212070127481.htm
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