特別展「東部地方の古代美術の真髄 - ハイズオン」では、ハイズオン省博物館が現在保存・展示している11点の国宝のうち、トラン朝時代の「胡涌青銅鼓」と「ヒエップアン茶花文陶壺」の2点を初めて公開します。特に、「ヒエップアン茶花文陶壺」は、白土に象牙色の釉薬をかけて茶色の釉を彩色し、陶体は淡灰色で、独特のフォルムを持つ独創的な工芸品であり、トラン朝陶芸の最高潮の象徴です。この陶壺は1981年にヒエップアン村(現ハイズオン省キンモン県ヒエップアン区)で発見され、2024年1月18日に国宝に指定されました。
国宝である胡涌青銅鼓とヒエップアン茶花文陶壺に加え、展示室ではハイズオン省内外の約60名のコレクターから集められた800点以上の骨董品を展示しています。展示されている骨董品は、ドンソン文化から20世紀初頭までの、材質も種類も装飾芸術様式も多岐にわたり、厳選されたものです。
ハイズオン省ハイズオン市タンビン区のハ・ティ・トゥ・トゥイさんは、展覧会を訪れた後、次のように語りました。「この展覧会を通して、故郷ハイズオン省の歴史と伝統文化についてより深く理解することができました。先祖の巧みな手腕と精神を示す、文化の真髄が詰まった宝物や貴重な骨董品を、初めて自分の目で見ることができました。故郷と祖国の歴史と文化への誇りがさらに高まりました。」
ハイズオン省は長い歴史を持つ地であり、多様で独特な有形・無形の文化遺産を有しています。現在、この地域では遺跡や伝統家屋に7,670点以上の遺物が保存されており、目録作成と科学的パスポートが整備されています。また、博物館や個人収集家には数千点の遺物が保管されています。この機会に、東洋古美術協会は『東洋古美術の真髄』という書籍を出版し、455のコレクション、数千点の遺物を紹介しました。これらは、古美術の研究、交流、振興において貴重な資料となっています。
展示会「東洋古代の真髄 - ハイズオン」が初めて開催され、11月3日まで一般の人々や観光客を迎え入れます。
[広告2]
出典: https://vov.vn/van-hoa/trung-bay-tinh-hoa-co-vat-xu-dong-va-cong-bo-bao-vat-quoc-gia-tu-thoi-tran-post1129731.vov
コメント (0)