ブエノスアイレス(アルゼンチン)市は、カピバラの数が急増し、人々の生活に影響を与えていることから、カピバラの避妊と不妊手術を承認した。
ガーディアン紙は2月16日、ブエノスアイレス郊外にある人口約4万5000人の町、ノルデルタの住民がカピバラの個体数をどう管理するかをめぐって争っていると報じた。過去3年間で、ノルデルタのカピバラの個体数は3倍の1000頭以上に増加した。
この状況に直面して、ブエノスアイレス政府は、カピバラの数を減らすために、避妊薬の使用や選択的不妊手術を含む野生動物の個体数を管理する計画を承認した。
2023年、コロンビアの動物園で母親と遊ぶカピバラの赤ちゃん
ノルデルタ地区自治会の広報担当者、マルセロ・カントン氏は、カピバラ自体は問題ではないものの、その数の増加により、住民の犬との喧嘩、草花への被害、交通事故などが発生していると述べた。カピバラは本来温厚な動物だが、近づくと攻撃的になることもある。
「カピバラが生息できる公園や湖は500ヘクタール以上あり、捕食動物や狩猟者もいないので、この動物の数を減らす方法はない」とカントン氏は語った。
地元当局によると、カピバラは繁殖力が旺盛なげっ歯類で、メスは年に2回、一度に最大8匹の赤ちゃんを産むことができる。市は250匹のカピバラに避妊薬を2回注射し、1年間繁殖を阻止し、その間カピバラの個体数を監視する計画だ。
しかし、ノルデルタ住民のシルビア・ソト氏と町の近隣住民グループは地方自治体の計画に反対し、不動産開発業者が保護区建設の以前の提案を無視していると批判した。
「長年にわたり、カピバラの生息地を守り、創出するために、草地を自然保護区に統合するよう要請してきました。しかし、私たちの提案は考慮されていません」とソト氏は述べた。
環境保護論者らはまた、世界最大のげっ歯類であるカピバラを保護するための措置を講じることを検討し、アルゼンチン政府に求めている。
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出典: https://thanhnien.vn/tranh-cai-ve-quyet-dinh-tranh-thai-triet-san-loai-capybara-185250216213312147.htm
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