(CLO)ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、米国が逮捕に対する報奨金を増額するなど西側諸国からの激しい反対にもかかわらず、金曜日(1月10日)、3期目の就任宣誓を行った。
マドゥロ大統領はカラカスのベネズエラ国会で宣誓を行った。「この新たな大統領の任期が、 平和、繁栄、平等、そして民主主義の新たな時代となることを願います」と述べ、憲法改正委員会を招集する意向を表明した。
「ベネズエラは平和であり、国家 主権、国民主権、国家独立を完全に行使しているからこそ、この行動が可能になる」とマドゥロ大統領は述べた。
ベネズエラ政府によると、就任式には125カ国から約2,000人の来賓が出席した。キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領、ロシア下院議長のヴャチェスラフ・ヴォロディン氏、中国の高官らが出席した。ボリビアのルイス・アルセ大統領はソーシャルメディアでマドゥロ大統領に祝意を表した。
しかし、米国や多くの西側諸国を含む一部の国はマドゥロ氏の再選を認めず、野党候補のエドムンド・ゴンザレス氏を支持している。
ニコラス・マドゥロ大統領が就任宣誓後、国民に手を振っている。写真:ベネズエラ政府庁舎。
2013年からベネズエラ大統領の職に就いているマドゥロ氏は、親米派や西側諸国の反対にもかかわらず、選挙管理機関とベネズエラ最高裁判所の両方から2024年7月の選挙の勝者であると宣言されていた。
敗北後、野党候補のエドムンド・ゴンザレス氏は9月にスペインへ渡った。今週、ゴンザレス氏は南北アメリカ大陸を歴訪し、ベネズエラへの再訪を約束した。
ベネズエラ政府は、野党が国家に対するファシストの陰謀を扇動していると非難しており、ゴンザレス氏が帰国すれば逮捕するとし、逮捕につながる情報には10万ドルの報奨金を出すとしている。
一方、退任するジョー・バイデン米大統領の政権は、マドゥロ氏の逮捕あるいは有罪判決につながる情報に対する報奨金を、これまでの1500万ドルから2500万ドルに引き上げた。
また、ベネズエラのディオスダド・カベジョ内務大臣の逮捕に対して2500万ドル、ベネズエラのウラジミール・パドリノ国防大臣の逮捕に対して1500万ドルの懸賞金を提示し、他の8人の政府高官に対する新たな制裁も課した。
米国の今回の措置は、英国と欧州連合(EU)による制裁措置と同時期に発動され、それぞれ15人の政府高官が対象となっている。一方、カナダの制裁措置は、現職および元職の政府高官14人を対象としている。アントニー・ブリンケン米国務長官は、米国はマドゥロ氏をベネズエラの大統領として承認しないと述べた。
マドゥロ政権は、ベネズエラを麻痺させることを狙った違法な措置だとして、すべての制裁措置を一貫して拒否している。
ゴンザレス氏と野党同盟者のマリア・コリーナ・マチャド氏の両者は政府転覆を企てた疑いでベネズエラの検事局により捜査を受けているが、逮捕状が出ているのはゴンザレス氏のみだ。
マチャド氏は木曜日、カラカスで行われた反政府集会で8月以来初めて公の場に姿を現した。彼女は一時拘束されていたと述べた。
しかし、ベネズエラ政府はこの事件を嘲笑し、野党がマチャドへの同情を喚起するために仕組んだものだとして、いかなる関与も否定した。
ブイ・フイ(VEN、TASS、ロイター通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/tong-thong-venezuela-nicolas-maduro-tuyen-the-nham-chuc-truoc-suc-ep-tu-phuong-tay-post329905.html
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