1月20日付の日経アジア紙によると、タイ当局は、同国が推定埋蔵量で世界第3位のリチウム鉱山を発見したと発表した。リチウムは電気自動車用バッテリーの製造に重要な資源である。
その結果、タイ南部パンガー県の2か所でリチウム鉱床が発見されました。1か所の鉱床のリチウム埋蔵量は最大1,480万トンと推定されており、もう1か所は現在も調査中です。
タイ政府によると、同国北東部にも豊富なナトリウム埋蔵量がある。ナトリウムは電気自動車用バッテリーの製造にも重要な資源である。
豊富なリチウムおよびナトリウム資源の発見は、タイが東南アジアの電気自動車製造拠点となるという目標を達成するための原動力となる。タイ政府副報道官のルドクラオ・インタウォン・スワンキリ氏は、豊富なリチウム埋蔵量が、将来多くの電気自動車メーカーをタイに誘致し、生産拠点を設立させるだろうと述べた。
リチウムは「白い金」あるいは「21世紀の石油」と呼ばれています。この金属は、電気自動車、スマートフォン、電子機器などのバッテリーの製造において重要な役割を果たしています。国際エネルギー機関(IEA)によると、エネルギー産業におけるリチウムの需要は2040年までに42倍に増加すると予想されています。
この新たな発見により、タイはボリビア(2,100万トン)とアルゼンチン(2,000万トン)に次いで、世界で3番目に多いリチウム埋蔵量を保有することになります。しかし、タイが商業利用のためにどれだけのリチウムを採掘できるかは不明です。
スレッタ・タヴィシン首相率いる政府は、タイを電気自動車生産の地域拠点として推進することを優先事項としています。スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)において、スレッタ首相はボッシュ副社長を含む業界リーダーと会談し、タイにおける電気自動車生産への投資を促しました。
2023年12月、中国の電気自動車大手2社は、タイを電気自動車製造拠点にするために23億バーツを投資すると発表した。
中国はまた最近、四川省で約100万トンのリチウム埋蔵量を発見したと新華社通信が1月18日に報じた。
米国地質調査所によると、中国は現在、世界で発見されているリチウム埋蔵量の約7%を保有しており、ボリビア、アルゼンチン、米国、チリ、オーストラリア(言うまでもなくタイ)に次いで6位となっている。
ミンホア(ベトナム・ノンギエップのトゥオイトレ氏による)
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