(CLO)カナダのジャスティン・トルドー首相の辞任発表は、ウクライナの主要同盟国の一つにとって大きな政治的変化を意味する。
この変更はカナダの立場に直ちに影響を与えるものではないものの、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とトルドー首相の個人的な関係を損なうものである。トルドー首相は退任演説で、カナダには新たな選択肢が必要であり、自身は次期選挙に最適な候補者ではないと主張した。
イラスト: GI/Adobe
この動きは、オーストリアのカール・ネハンマー首相が極右政党「自由党(FPO)」との連立政権樹立に失敗し辞任した直後に起きた。ウクライナ支援反対と対ロシア制裁解除の提案で知られる同党は、最近の選挙で最多得票を獲得しており、新政権において重要な役割を果たすことになる。
ウクライナへの第2位の軍事援助国であるドイツでも、オーラフ・ショルツ首相の連立政権の崩壊を受けて 政情不安が高まっている。
来たる選挙は、特にウクライナ支援に反対する極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭を踏まえると、ドイツの対キエフ援助政策を転換させる可能性がある。さらに、援助予算をめぐる国内の意見の相違は、ドイツの長期的なコミットメントに疑問を投げかけている。
こうした政治的変化は、ドナルド・トランプ次期大統領率いる米国がウクライナへの軍事援助を削減し、欧州の同盟国に責任の多くを負わせる可能性が高い中で起こっている。
一方、フランスでは、エマニュエル・マクロン大統領が支持を拡大しているポピュリスト政党の反対に直面し、キエフへの支援の維持が困難になるなど、政情も不安定となっている。
欧州でポピュリスト政党が台頭する中、ドイツやフランスなどの国はウクライナへの無条件の支持を維持するようより大きな圧力に直面する可能性があるとアナリストらは指摘している。
一部の専門家は、停戦がなければ、フランスとドイツがロシアに有利な和平案を受け入れるようウクライナに圧力をかける可能性があると警告している。
ホアイ・フオン(UKN、ニューズウィーク、ガーディアンによる)
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出典: https://www.congluan.vn/su-ung-ho-ukraine-cua-phuong-tay-ngay-cang-mong-manh-boi-bat-on-chinh-tri-post329475.html
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