金曜日夜遅くにモロッコのハイアトラス山脈でマグニチュード6.8の地震が発生し、震源地はマラケシュの南西72キロであったことを受け、スペイン、英国、カタールの捜索チームがモロッコでの救助活動に参加している。
モロッコの地震による死者数は増加し続けている。写真:ロイター
国営テレビは、死者数は2,862人、負傷者は2,562人に上ったと報じた。救助隊員によると、この地域に多く見られる伝統的な日干しレンガ造りの家屋は老朽化が著しく、生存者を発見できる可能性は低いという。
犠牲者の中には、被害が最も大きかった地域の一つ、タラト・ニャアコブ郊外の村にある自宅のリビングルームで眠ってしまった後、母親に寝室に運ばれたスレイマン・アイトナスル君(7歳)もいた。アイトナスル君は新学期が始まるところだった。
数棟の建物しか残っていないタガディルテ村で、モハメド・ウチェンさん(66)は、地震直後に住民が瓦礫の中から25人を生きたまま救出した様子を語った。
救助された人の中には彼の妹もいた。「道具も何もなかったので、素手で掘り出すしかありませんでした」と彼は言った。「妹の頭が露出していたので、私たちは手で掘り続けました。」
援助団体「ボンベロス・ウニドス・シン・フロンテラス」のスペイン人救助隊員アントニオ・ノガレスがイミ・ンタラの辺境の村で撮影したビデオには、救助隊員が探知犬を使って生存者を見つけようと努力している様子が映っている。
「今後数日のうちに救助活動が行われると確信している。倒壊した建物の中にまだ人がいるかもしれないし、空洞もあるかもしれない。繰り返しになるが、我々は決して希望を捨てない」と彼は語った。
米地質調査所によると、この地震は1960年に少なくとも1万2000人が死亡したと推定される地震以来、北アフリカの国を襲った地震としては最悪のものであり、少なくとも1900年以降で最強の地震となった。
モロッコ政府報道官ムスタファ・バイタス氏は日曜日のテレビ声明で、すべての救助活動は地上で行われていると述べた。同国軍は捜索救助隊を増員し、飲料水の提供、食料、テント、毛布の配布を行っていると述べた。
ホアン・アイン(ロイター通信による)
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