ロシアで初の3日間にわたる大統領選挙が3月17日に終了した。中央選挙管理委員会(CEC)の最新データによると、投票率は3月17日午後9時(モスクワ時間)から3月18日午前1時( ハノイ時間)の時点で74.2%だった。
中央選挙委員会はまた、自ら立候補した現職大統領のウラジーミル・プーチン氏が、開票率50.02%で得票率87.34%でトップに立っていると発表した。
2位はロシア共産党(CPRF)のニコライ・ハリトーノフ候補で得票率4.11%、続いて新人民党のウラジスラフ・ダヴァンコフ候補(4.01%)、ロシア自由民主党(LDPR)のレオニード・スルツキー候補(3.11%)となった。
ロシア世論調査センター(VCIOM)が3月15日から17日にかけてロシア国内69地域の1,400の投票所で実施した選挙後の世論調査によると、今年のロシア大統領選挙ではプーチン氏が87%の得票率で第1位となるだろう。
ロシアの長年の指導者もまた、世論財団(FOM)が過去3回の選挙期間中にロシアの82地域の1,320の投票所で実施した選挙後の世論調査によると、87.8%の票を獲得し同様の結果を得た。
ロシア大統領選で現職のウラジーミル・プーチン大統領が勝利するのは既定路線だったと、国営通信社タス通信は新人民党のダヴァンコフ候補が3月17日に記者団に語ったと報じた。
2024年ロシア大統領選挙の速報値。ロシア中央選挙管理委員会(CEC)のデータ。画像:TASS
「ウラジーミル・プーチン氏が勝利者であることに疑いの余地はない。しかし、我々にとって重要なのは、国民に我々の政策を示すことができたことだ」とダヴァンコフ氏は述べた。
TASS通信によると、ダヴァンコフ氏は投票してくれたすべての人に感謝の意を表し、「ソーシャルネットワークやテレグラムでこれほど多くのメッセージを受け取ったことは一度もありません」と付け加えた。
この選挙に勝利すれば、71歳のプーチン氏は2030年までの6年間、ロシアを率いることになる。これによりプーチン氏は、ソ連の指導者ヨシフ・スターリンを抜き、200年以上ロシアで最も長く在任した指導者となる。
ロシア大統領選挙は、プーチン大統領がウクライナで「特別軍事作戦」を開始してから2年以上経って行われた。
ウクライナはロシア奥地の石油精製所を繰り返し攻撃し、ロシア国境地帯を砲撃し、代理軍でロシア国境突破を試みており、この戦争は3日間の選挙に暗い影を落としている。プーチン大統領はこうした動きは必ず報いを受けると述べている。
ロシアの選挙はまた、西側諸国の情報機関の幹部らがウクライナと西側諸国全体にとっての岐路とみている時期に行われた。
キエフへの支援は、現職のジョー・バイデン米大統領と前任者のドナルド・トランプ米大統領が対決する11月の米大統領選挙を前に、米国の 内政問題により停滞している。
ミン・ドゥック(TASS、ロイター通信による)
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