防衛省で行われた式典では、軍用トラック2台が展示され、伊能敏郎防衛副大臣は、供与される車両3種類を記載した文書をセルゲイ・コルスンスキーウクライナ大使に手渡した。「一日も早く戦争が終結し、平和な日常生活が戻ることを願っています。できる限りの支援をさせていただきます」と伊能副大臣は述べた。
2023年5月24日、東京にて、セルゲイ・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が、伊能敏郎防衛副大臣から支援表明書を手渡された。背景に見える陸上自衛隊のトラックは、供与された軍事装備の一部である。写真:AP通信
3万食分の食糧を含むこの寄付は、日本政府が、軍隊がより大きな攻撃的役割を果たすことを可能にする新たな国家安全保障政策の下、軍事装備の移転に関する政策を緩和しようとしている中で行われた。これは、日本が専守防衛の原則を掲げて追求してきた第二次世界大戦後の政策からの大きな転換である。
他のウクライナの同盟国がキエフに戦車、ミサイル、さらには戦闘機まで提供している一方、日本は戦争中の国への殺傷兵器の移転を禁止する政策のため、援助を非殺傷性の装備に限定している。
日本は昨年の紛争開始以来、ウクライナに防弾チョッキ、ヘルメット、ガスマスク、防護服、小型ドローン、食糧を供給してきた。
岸田文雄首相は、日曜日に広島で開催されたG7サミットに際し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、軍用車両を供与することを約束した。また、日本は負傷したウクライナ兵を日本の陸軍病院で治療することも申し出た。
日本政府によると、これらの車両には小型トラック、高機動車、資材運搬車が含まれる。独立行政法人調達・技術・物流機構(JST)は、正確な台数や納入時期など、詳細は現在調整中だと述べた。
日本は紛争勃発以来、ウクライナに対し70億ドル以上の援助を行ってきた。また、2,000人以上のウクライナ難民を受け入れ、住居、雇用、教育の確保を支援してきた。これは、厳格な移民政策で知られるウクライナにおいては稀有な取り組みである。
ホアン・アイン(AP通信、CNAによる)
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