ノルウェーと米国がウクライナへの援助を増額、ワシントンとベルリンがキエフの行動について異なる見解を表明...これらはウクライナ情勢の最新展開である。
ロシアは、ウクライナ軍艦ユーリー・オレフィレンコ号(写真)を撃沈したと発表した。(出典:Mil.gov.ua) |
* 5月31日、ロシア国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ少将は、「ウクライナ海軍最後の軍艦『ユーリー・オレフィレンコ』がオデッサ港の停泊地で撃沈された」と述べた。コナシェンコフ少将は、5月29日にロシアの「高精度兵器」がこの艦に命中したことを確認したが、詳細は明らかにしなかった。ウクライナはこの情報についてまだコメントしていない。
これに先立ち、ウクライナ国家安全保障国防会議のオレクシー・ダニロフ書記は、反撃が数日以内に始まる可能性があると発言していた。
ウクライナ軍は数ヶ月前から反撃を計画しているが、キエフは自国の軍隊を訓練し、西側諸国から軍事装備を受け取るためにできるだけ多くの時間を望んでいると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の内閣の主要人物が述べた。
* 同日、フィナンシャル・タイムズ(英国)は関係筋の言葉を引用し、「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、NATO首脳に対し、具体的な安全保障上の保証と(同盟への)参加に向けたロードマップがなければ、ビリニュス首脳会議には出席しないと明言した」と報じた。
これに先立ち、ウクライナのドミトロ・クレーバ外相はNATO加盟国外相らとの会談で、NATO加盟への道のりにおいてウクライナの安全保障を確保するようNATOに要請した。さらにクレーバ外相は、7月のNATO首脳会議はウクライナとNATO軍組織間の組織的連携を強化するはずだと述べた。
* 関連ニュースとして、5月31日、ドイツ政府報道官は、ウクライナによるロシア領土への攻撃は「国際法上正当」であるとドイツ政府は考えていると発表した。
しかし同日、米国国家安全保障会議(NSC)戦略調整官のジョン・カービー氏は、米国は紛争のエスカレーションを望まないため、ロシア国内への攻撃を奨励していないと述べた。同氏によると、ウクライナは米国から提供された兵器をロシア領内への攻撃に使用しないことを確約しているという。
しかし、彼はまた、キエフには自衛の権利があり、武器がウクライナに移送された後は、同国はこれらの資産を全面的に使用できるとも断言した。
CNNによると、ロシア国境内でドローン攻撃や砲撃が行われており、紛争は新たな局面を迎えている。
* また、カービー氏は演説の中で、米国はミサイルや防空システム用の追加弾薬を含む3億ドル相当の新たな軍事援助パッケージをウクライナに提供すると述べた。
「このパッケージにより、ウクライナにはすでに運用中のパトリオット防空システム用の追加弾薬、新型アベンジャーシステム、スティンガーMANPADS、そしてもちろんHIMARS用の弾薬が提供されることになる」と当局者は述べた。
* 同じく5月31日、ノルウェーのオスロで開催されたNATO会議の開会式で、ホスト国のアンニケン・ホイトフェルト外相は、NATO加盟国はウクライナの加盟に同意すべきだと述べ、ウクライナの加盟はもはや形式と時期の問題であり、最終決定はキエフと加盟国によってなされると述べた。
さらに、ノルウェー外交官は、NATO加盟国はウクライナへの軍事支援と民間支援の両方を強化する必要があると述べた。オスロ側では、アンニケン・ホイトフェルト外相が、ノルウェーが70億ユーロ相当の支援パッケージを拠出することを決定し、このパッケージは今後5年間にわたってウクライナに配分されることを強調した。
*ヒュッリイェト(トルコ)は5月31日、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がトルコを訪問し、大統領就任式後にレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談するとの情報筋を引用して報じた。
複数の外国首脳が、6月3日のエルドアン大統領就任式に出席することを確認している。ハリエット紙は、ゼレンスキー大統領がエルドアン大統領と会談する前に、プーチン大統領が「個人的に、かつ特別に」トルコを訪問すると強調した。
これらの会合では、紛争の進展や、安全な回廊を通じた穀物輸送に関する黒海イニシアチブについて協議される予定。
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