日本に来る観光客は、目的地リストにもう一つ加えるべきです。それは四国にある香川県の県庁所在地、高松市です。
屋島山頂からの眺め。
魅力的な「贈り物」
外国人観光客は通常、大阪の関西国際空港まで飛行機で行き、そこから「エアポートリムジン」と呼ばれるバスに乗って高松まで行きます。
東京発の旅人の多くは、その日の最終夜行列車「サンライズ瀬戸」を選びます。ぐっすり眠った後、列車が瀬戸大橋を通過するちょうど日の出の時間に目を覚まします。黄金色に輝く瀬戸の海の景色は、四国が訪れる人々に贈る最初の「贈り物」です。
高松市内の各スポットはかなり離れているため、100円で24時間自転車をレンタルし、自由に街を散策するのがおすすめです。
高松で最も有名な観光スポットは栗林公園で、1953年に日本政府により国宝庭園に指定されました。栗林公園はもともと、江戸時代に讃岐(現在の香川県の市)と薩摩の国の大名や役人のために造営された庭園でした。
約300年の歴史を持つこの庭園は、その完璧な美しさで訪れる人々を魅了し続けています。栗林のシンボルである偃月橋、桶戸井の滝、蓮池など、庭園の見どころは訪れる者を魅了し、一度訪れたら二度と離れられなくなるでしょう。栗林公園には、民芸館、レストラン、そして3軒の茶室も併設されています。多くの観光客が、庭園の美しい景色の中で茶道体験を楽しんでいます。
市の東に位置する屋島地区にある屋島山も人気の観光スポットです。屋島山は、日本史上最も激しく有名な戦いの一つである屋島海戦(1185年3月22日)の「歴史の証人」です。屋島の戦いの勝利は、国民的英雄・源義経(1159年 - 1189年)の名と深く結びついています。山麓には、源義経が戦いの後、刀を洗ったとされる血の池(地獄の血の池とも呼ばれる)など、戦いにまつわる多くの名所が今も残っています。
屋島山頂には、四国八十八ヶ所の84番札所である屋島寺があります。巡礼者は厄除けを祈願するために、また観光客は国指定史跡である屋島寺を訪れるために訪れます。参拝後、陶器の皿を購入し、山頂から海に投げ込む観光客が多くいます。源義経の武将たちが戦いに勝利した後、血まみれの頭飾りの破片を海に投げ込んだという伝説が残っています。
屋島からそう遠くないところに高松港があります。夕暮れ時には、多くの観光客が堤防沿いを散策しに訪れます。高松港の埠頭には、有名な「せとしかるべ」灯台があります。「せとしかるべ」は全体が赤いガラスでできており、夜になると灯台全体が幻想的に輝きます。
甘くて明るい
高松には、丸亀町、片原町、兵庫町など、商店街と呼ばれる古い商店街が今も数多く残っています。これらの通りには、数百年の歴史を持つ店が多く、お土産も簡単に見つかります。
参拝客が寺に奉納するために購入する讃岐提灯、市街地郊外で採掘される庵治産大理石で作られた花瓶や壺、手縫いの手まり、そして和三盆糖など、様々な品々が並んでいます。特に和三盆糖は、そのきめ細やかな粒が高級和菓子の原料として広く知られる名産品です。
高松は「うどんのまち」としても知られています。うどんとは、小麦から作られる麺の総称です。高松ほど多くの種類のうどんが楽しめる場所は、日本でもほとんどありません。街角には、讃岐うどん(香川名物のコシのある麺)、釜玉うどんなど、様々なうどんを売る店が軒を連ねています。うどんは安く、高くても1杯1,000円以下なので、節約したい観光客にも最適です。
高松のお祭りといえば、特に有名な伝統的な祭りが二つあります。讃岐まつりは毎年8月12日から14日まで、お盆(日本のお盆にあたる)に行われます。讃岐まつりの初日のハイライトは花火大会で、2日目は地元の人々がよさこい踊りに変身し、街頭で伝統的な踊りを披露します。公園などの公共の場所で、食べ物や工芸品を売る屋台も出店されます。
二番目に有名な伝統祭りは、9月の第2日曜日に行われる「兵げ祭り」です。江戸時代、高松市浅野区に新池を掘った矢延平六という武士がいました。この人工池のおかげで、地元の人々は干ばつに悩まされることがなくなりました。矢延の功績を称え、豊作を祈願するために「兵げ祭り」が始まりました。
祭りの参加者は色とりどりの衣装を身にまとい、変顔をして、街路で熱狂的に踊ります。この祭りの目的は、誰もがピエロになることです。また、約2km続く神輿行列が新池まで続き、神輿と人ごと池に飛び込みます。その光景は奇妙で滑稽で、祭りの雰囲気をさらに楽しく賑やかにし、多くの地元住民や観光客が参加します。
出典: https://hanoimoi.vn/kham-pha-thanh-pho-takamatsu-695970.html
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