
「母の日」は毎年決まっているわけではなく、通常は5月の第2日曜日に祝われます。健康を願ったり、見舞いに行ったり、励ましたり、心からの実用的な贈り物を贈ったりと、人それぞれに様々な方法で母親への気持ちを伝えます。物質的なものであれ精神的なものであれ、誰もが母親の幸せを願うのは変わりません。

国立経済大学の学生、トラン・ティ・フォンさんは、故郷から遠く離れて暮らしているため、毎年「母の日」になると、電話で母親に愛情のこもった言葉を送り、時にはサプライズでプレゼントを送ることもあります。フォンさんが母親に贈ったプレゼントは、手作りのものから高価なものまで、母親が大切に保管しています。

フォンさんの母親はラオカイ市立第二高校の教師ですが、4年前に病気の治療のために退職しました。フォンさんの母親は、娘が病気であることを知っていたにもかかわらず、落ち込んだりネガティブな態度を取ったりすることはありませんでした。

母が病気を乗り越える力になれるよう、フォンさんは積極的に母と話し、打ち明けるようになりました。「母に色々なことをランダムに質問して、その答えをスマホのメモ欄に書き留めています。靴のサイズ、好きな色、好きな花、眼鏡の度数など…母ともっと話せるようになるだけでなく、特別な機会に母が喜ぶプレゼントを選ぶのも楽になります」とフォンさんは語りました。

成長するにつれて、世の中には様々な感情が溢れてきます。家族愛、愛情、友情、感謝…しかし、母の愛を超える感情は一つもありません。山よりも高く、海よりも深い唯一の感情です。母はいつも私たちを無条件に許し、守り、助け、そして見守ってくれます。慌ただしい生活の中で、私たちはそれぞれ多くのこと、多くのことに追われ、両親と過ごす時間はほとんどなく、時には両親の世話さえおろそかにしてしまうこともあります。しかし、母が受け取りたい贈り物は、多くの場合、自分だけのものではありません。
ラオカイ市ポムハン区に住むグエン・ティ・ミン・ロアンさんは、毎日午後に孫を散歩に連れて行き、一緒に遊んだ後、帰宅して夕食の準備をします。大変な状況にもかかわらず、ロアンさんはいつも喜んで孫を助け、孫の世話をしています。

子どもの幸せが母親の毎日を特別なものにするなら、贈り物は子どもが母親への愛と感謝の気持ちを表す手段です。ロアンさんの義理の娘であるファン・ティ・ズンさんはこう語ります。「夫と私は警察官で、仕事が忙しく、母と一緒に手料理を食べる機会はほとんどありません。本当は伝えたいのですが、母と義母に愛情を伝えるのは控えめで恥ずかしいのです。今年の「母の日」は、夫と私が父方の家族と母方の家族が集まる小さなパーティーを企画し、より特別なものになりました。二人の母親に願いを込めてこっそりプレゼントを贈り、一緒に記念写真を撮りました。」


人生で絶対に逃してはならないものが二つあります。一つは終電、もう一つは心から愛してくれる人です。偶然にも、家路への旅は、その両方を手に入れるための助けとなります。本当の故郷とは、母親のいる場所です。両親への愛を伝えるのに「母の日」まで待つ必要はありません。母親を愛し、大切に思うなら、一年365日すべてが「母の日」となるのです。
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