2023年国際ウェーサーカ祭祝賀会の代表者たち。 |
5月18日、ニューヨークの国連本部で国際ウェーサーカ祭の祝賀会が厳粛に開催された。
式典では、国連総会議長、国連事務総長、タイ副首相兼外務大臣、スリランカ外務大臣が演説したほか、多数の大使、国連加盟国の代表団長、そして多くの国際的な僧侶、尼僧、仏教徒が出席した。
声明では、現在の困難で複雑な国際情勢において、寛容、慈悲、人類への奉仕に関する仏陀の教えは、国々が違いを乗り越えてより良い未来を築くための慰めと力の源であると強調された。
この神聖な行事で称えられる仏陀の偉大な理想は、人々の間の理解、調和、 平和、進歩を促進するという国連の目標でもあります。
式典で演説したベトナム国連代表団長のダン・ホアン・ザン大使は、社会階層の差別を許さないという仏陀の偉大で慈悲深い思想こそが、平等、自由、そして平和の源泉であり原則であると強調しました。だからこそ、仏陀は人類史上最も偉大な思想家の一人であり、「平和の使者」として常に尊敬されているのです。
大使は、仏陀の教えは科学的かつ知的な哲学体系であり、戦争、貧困、疫病、気候変動、環境汚染など現代世界の困難な問題を解決するための羅針盤であると信じています。これらはまた、国連が追求しようとしている目標と原則でもあります。
ダン・ホアン・ザン大使は、世界平和と人類の幸福に貢献し、同時に仏陀の遺産を尊重し保存するために、仏陀の例に学び従うこと、利己的な利益を克服するよう努めること、全人類のより大きな利益を目指すこと、そして自然環境を尊重し保護することを呼び掛けた。
これは、世界最古の宗教の一つである仏教が人々の精神生活に貢献し、また国際社会の平和、協力、調和、発展に向けた共通の努力に貢献していることを認識するため、国連総会が国際ウェーサーカ祭の年次祝賀に関する決議54/115を採択した1999年以来、国連の年次行事となっている。
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