コロンビア専門家らは、体の右半分がオスに典型的な青色で、左半分がメスのような緑色の鳥を発見した。
この雌雄同体の鳥は緑と青の2色がある。写真:ジョン・ムリーリョ
スズメ目( Passeriformes )の鳥類の一種であるChlorophanes spizaは、メスの羽毛は緑色、オスは青色です。しかし、アマチュア鳥類学者のジョン・ムリーリョ氏がコロンビアのカルダス市で、この珍しいChlorophanes spizaを撮影したと、ニューアトラス誌が12月12日に報じました。この鳥の右半分は青色で、左半分は緑色です。2021年10月から2023年6月にかけて、地元の鳥たちに新鮮な果物や砂糖水を提供するステーションで、人々がこの鳥に何度も遭遇しました。
ムリーリョ氏は、この珍しい鳥についてオタゴ大学の動物学者ハミッシュ・スペンサー教授に連絡を取りました。スペンサー教授は自らこの鳥を観察し、研究しました。この新たな研究は『 Journal of Field Ornithology』誌に掲載されました。
ムリーリョ氏の写真に写っている鳥は、稀有な両性半陰陽の例です。両性半陰陽とは、体の片側が雄の特徴を、もう片側が雌の特徴を示す現象です。この現象は多くの動物群、特に性的二形性(雌雄の外見が大きく異なる)を示す動物群に見られます。鳥類では、卵子の分裂に異常が生じ、2つの別々の精子による重複受精が起こることが原因と考えられています。
カルダス・ビカラーは、クロロファン・スピザ(Chlorophanes spiza)種における両性両性具有の2例目の記録例です。前回の記録は1914年で、左側が青、右側が緑でした。
カルダス雌雄同体の鳥は捕獲されていないため、専門家は両性の内臓を持っているかどうかは判断できません。両性同性愛の他の鳥を研究した際に、片側に卵巣、反対側に精巣があることがわかったため、この可能性は否定できません。
観察されたChlorophanes spiza bicolorの行動は、雌雄異株の他の鳥を避ける傾向はあるものの、大部分は比較的正常であるように見えます。実際、他の鳥もChlorophanes spiza bicolorを避けています。スペンサー氏によると、これらの二色鳥の中には繁殖するものとしないものがあるとのことです。Caldas bicolorはペアで観察されたことがないため、スペンサー氏は繁殖しないのではないかと推測しています。
トゥー・タオ(ニュー・アトラスによる)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)