毎年4月になると、中国江蘇省連雲港市の孔王山風景名勝区は多くの観光客で賑わいます。中でも特に目を引くのは、庭の中央に雪のように白い花を咲かせる樹齢830年を超える古木です。
4月には白い雪のような蓮の花が咲きます(動画:Sleepy Garden)。
雪の結晶のように密集して花を咲かせるサルビアです。毎年4月に開花するため、観光客は今でも「四月の雪」と呼んでいます。この植物は中国の国家保護植物リストに指定されています。
孔王山景勝地には、南宋時代に植えられた高さ10メートル、直径30センチの六蘇樹があります。地元の人々もこの樹を「縁起の良い木」とみなしており、世界中から多くの観光客が訪れ、観光収入をもたらしています。
古文書によると、南宋代(1127~1279年)に龍洞尼寺の僧侶たちが自らこの木を植えたことが記録されています。数々の歴史的出来事があったにもかかわらず、この木は今もなおしっかりと立っており、中国社会の様々な変化を「生きた証人」とみなされています。
2018年にこの木は「中国で最も美しい古木」として表彰され、江蘇省で選ばれた唯一の木となった。
「花が咲くと、花びらはもち米のように細長く、純白です。この花からお茶を淹れることができるので、もち米茶の木とも呼ばれています」と孔王山風景名勝区の責任者である穎喬さんは話した。
樹齢900年近くになるにもかかわらず、この木は非常に規則的に花を咲かせます。毎年4月になると、花が咲きます。開花期間はわずか2週間ほどと非常に短いですが、その時期には世界中から多くの観光客が訪れ、その美しさを鑑賞したり写真を撮ったりします。
この希少な古木を保護するため、地元当局は訪問者による葉や花の摘み取りを厳しく禁止しています。5月上旬には、花は自然に地面に落ちてしまいます。
当時、龍洞尼寺の僧侶たちは庭に落ちた花びらを集め、加工して香り高いお茶にしていました。この希少な花茶は市場に出回っておらず、入手が困難でした。
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