中国の王毅外相は、国内では季節性呼吸器疾患がうまく制御されており、異常な病原体は記録されていないと述べた。
同氏は11月29日、ニューヨークでの国連安全保障理事会会合後のインタビューでこの発言をした。
「最近、中国の一部地域で小児インフルエンザのクラスターが発生しています。これは多くの国で非常によく見られる現象です。中国でも状況は効果的に抑制されています」と王氏は述べた。
同氏によると、中国と国際社会の間の活動はいかなる要因にも左右されない。中国は世界中からの観光客の訪問を歓迎する。
中国の王毅外相は11月26日、韓国の釜山で行われた第10回日中韓外相会議で演説した。写真:ロイター
先週、世界保健機関(WHO)は北京に対し、特に小児における呼吸器疾患の急増について詳細な情報を提供するよう要請した。中国の保健当局はその後、小児におけるインフルエンザ様疾患の増加は新たな病原体によるものではないことを確認した。当局は、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス(RSV)、季節性インフルエンザ、そして新型コロナウイルス感染症といった病原体が複合的に作用したと説明した。さらに、気温の上昇、規制の解除、そしてパンデミックの影響で2年間屋外で過ごす時間が制限されたことで小児の免疫力が低下したことが、この状況をさらに悪化させた。
「中国は他のどの国よりもずっと長く厳しいロックダウンを経験したため、制限が解除されると、通常の感染の波がかなり大きくなる可能性がある」とロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのフランソワ・バルー博士は述べた。
フランソワ氏は、新たな証拠が別のことを示唆しない限り、世界は新たな病原体について過度に心配する必要はないと付け加えた。
しかし、国連保健機関は、中国政府がインフルエンザ、RSウイルス、nCoVなどのウイルスの動向を注意深く監視する必要があると指摘し、中国にさらなる詳細を提供するよう求めた。
英国イースト・アングリア大学のポール・ハンター博士は、現時点では情報が少なすぎて何も判断できないと強調した。しかし、全体としては、新型コロナウイルス感染症のような規模の新たなパンデミックが発生するとは考えていないと述べた。
トゥク・リン氏(ロイター通信による)
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