4月21日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は声明を発表し、米国下院がウクライナへの600億ドルの支援を承認したことを歓迎すると述べた。また、ワシントンに対し、法案を可決し、武器の迅速な供与を進めるよう求めた。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナには長距離攻撃兵器と防空システムが必要だと強調した。同大統領によると、この法案が可決されれば、米国がキエフ側に立つという強いメッセージをロシアに送ることになるという。
ゼレンスキー大統領は「この支援はウクライナ軍を本当に強化し、勝利のチャンスをもたらすだろう」と強調した。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナは米国からの長距離攻撃兵器と高度な防空システムを必要としていると強調した。(写真:ロイター)
ゼレンスキー大統領はまた、米国議員に対し、上院で法案を可決すべく迅速に行動するよう求めた。ウクライナは戦況を一変させるために、ATACMS戦術弾道ミサイルを含む米国の長距離兵器を緊急に必要としていると述べた。
ゼレンスキー大統領は「これは非常に重要だ。これらは現在最優先事項だ」と述べた。
ATACMSは長距離弾道ミサイルであり、米国は昨年10月からウクライナへの配備を開始した。現在ウクライナが使用しているバージョンの有効射程は最大165キロメートルである。
ウクライナは繰り返し米国政府にATACMSの提供を求めており、ロシア領内では使用しないと約束している。
米国下院は、超党派の幅広い支持を得て、ウクライナ、イスラエル、台湾への安全保障支援のための950億ドルの補正予算案を可決した。ウクライナへの支援は、共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏の反対により数ヶ月間延期されていた。トランプ氏は共和党議員に対し、支援阻止を求めた。
米上院は今週この法案に投票する予定だ。
ロシアが特別軍事作戦を開始してから約26カ月が経過し、モスクワ軍は徐々にウクライナ東部に進軍し、ウクライナにとって重要な兵站拠点とみなされる都市や町への砲撃を強化している。
補足法案は現在、民主党が多数を占める米国上院に送られており、まもなく可決される見込みだ。
上院は火曜日に法案の審議を開始すると予想されており、同日午後には予備採決が行われる見込みです。法案は来週には可決される見込みで、バイデン大統領による署名で成立する道が開かれることになります。
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