タイ、バンコクのカオサン通りでハロウィン祭り - 写真:AFP
タイ観光スポーツ省傘下の観光局は、代理店を使ったり、価格ダンピング戦略を用いたりして法律に違反する旅行業者が増加しているほか、直販やマルチ商法会社を装って格安ツアーを提供する新たな詐欺「戦術」も増加していると警告した。
観光局長のジャトゥロン・パクディーワニット氏は、違法とされる旅行業者が100社以上あることは、国内の認可旅行業者1万3000社と比較すると比較的少数かもしれないと述べた。しかし、彼らの活動はタイの観光産業に壊滅的な打撃を与える可能性がある。なぜなら、収益の多くは国内企業ではなく海外へ流出してしまうからだ。
タイ国政府観光庁はこれまでに、代理店利用に関する法律に違反したとして旅行代理店10社の免許を取り消しており、容疑企業30社を捜査している。
ジャトゥロン氏によると、違反者は主に外国人ツアーガイドを違法に雇用した大企業だった。中には観光ライセンスを登録していなかったり、代理店を介さずにタイでマルチ商法や直販会社として営業していたりする企業もあった。
ジャトゥロン氏によると、例えば企業は中国人観光客に、4日間のタイ旅行を含む安価な会員費を提供する。そして、その後の旅行で、(名目上は会員となった)観光客を自社ネットワーク内の特定のショッピング施設に連れて行き、商品やお土産はそれらの施設でのみ購入するよう強制するのだ。
ジャトゥロン氏は、こうした行為は観光ライセンスを持たずに違法なツアーパッケージを販売するのと同じようなものだと述べた。違法業者は、観光地から手数料を受け取ることで利益を得ることもできる。
タイ旅行代理店協会の名誉事務局長アディット・チャイラッタナーノン氏によると、違法ツアーの出現は、安価なパッケージツアーによって認可を受けた国内旅行業者が大きな市場シェアを失う原因となり、その影響を及ぼしているという。
アディット氏は、この問題はパッケージ料金の低さと資金循環のほとんどが外国ネットワークに流れることから、タイ政府の観光収入目標3兆バーツ(約830億ドル)にも影響を与えると述べた。
そのため、政府は違法な企業に対して法的措置を取り、7月中旬から始まる93カ国に対するビザ免除プログラムから地元経済が最大の恩恵を受けられるような条件を整えるべきだと提言した。
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出典: https://tuoitre.vn/thai-lan-canh-bao-chieu-ban-tour-pha-gia-20240714111601914.htm
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