インドのチャンドラヤーン3号着陸船のヴィクラムモジュールは、40日間の旅の末、インド時間8月23日午後5時45分(ベトナム時間同日午後7時15分)、月面への着陸に成功した。
インドのチャンドラヤーン3号宇宙船が8月5日に月の写真を撮影した。写真:ロイター |
この成功により、インドは米国、中国、旧ソ連に続き、地球に宇宙船を着陸させた世界で4番目の国となった。
インド宇宙研究機関(ISRO)は、着陸機が月面への軟着陸に成功したことを確認しました。ヴィクラムはプラギャンと呼ばれる小型ロボットとともに着陸しました。太陽光発電で動くこの2機は、月の1日(地球の約14日)の間、月面を探査します。その後、暗く寒い月の夜(同じく地球の約14日)が訪れ、バッテリーが消耗します。
ヴィクラムは、月の土壌に約10cmまで侵入し、月面の一日を通して土壌温度を記録できる熱プローブを含む4セットの科学機器を搭載しています。また、ヴィクラムには再帰反射器も搭載されており、これは着陸機の退役後も長期間使用される予定です。一方、ロボット「プラギャン」は、月の土壌を調査するためのレーザー発光分光計(LIBS)とアルファ粒子X線分光計(APXS)を搭載しています。
8月22日、ムンバイでインドの小学生がチャンドラヤーン3号を支持するポスターを掲げている。 |
これに先立ち、インドは7月14日、南部アーンドラ・プラデーシュ州の主要宇宙センターからチャンドラヤーン3号宇宙船を打ち上げました。この宇宙船は約7,500万米ドルの投資を受けて開発されました。これは、ナレンドラ・モディ首相率いる政府が民間宇宙探査と衛星開発・打ち上げ関連ビジネスモデルへの投資を促進する政策を発表して以来、初の大規模ミッションとなります。
2019年、ISROは月探査機チャンドラヤーン2号を宇宙に打ち上げたが、2019年9月7日の着陸予定日前に連絡が途絶えた。
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