スロバキアのロベルト・フィツォ首相は12月14日、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長との共同記者会見で、キエフへの軍事援助についてブラチスラバとNATOの見解は異なると明言した。
NATO事務総長イエンス・ストルテンベルグ氏(左)は、欧州連合(EU)首脳会議の開会に先立ち、スロバキアのロベルト・フィツォ首相と会談した。(出典:The European Conservative) |
スロバキア首相は、12月14日から15日にかけてブリュッセル(ベルギー)で開催される欧州連合(EU)首脳会議の開会に先立ち、NATO事務総長と会談した。フィツォ事務総長によると、ウクライナ紛争に対する軍事的解決策はなく、EUやNATOからもこの方向への和平に向けた取り組みは行われていない。
スロバキアは、軍事援助はウクライナ情勢の解決に役立たないと基本的に考えている。一方、ストルテンベルグ氏は、援助を停止しても紛争は短縮されず、むしろ長期化すると主張している。
ストルテンベルグ氏はまた、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は和平の準備ができていないと述べた。クレムリンは軍備増強と中国および北朝鮮からの供給拡大を進めており、長期的な戦いに備えようとしている。ストルテンベルグ氏は「NATOはこの紛争には関与していないが、ウクライナの自衛権を支持する」と述べた。
一方、フィツォ首相は、ウクライナ紛争に関するスロバキアとNATOの異なる見解が両者の対話プロセスを複雑化させないことを望んでいるが、依然として「NATOに対するスロバキア政府の立場を変える理由は見当たらない」と強調している。
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